Edge Vault
Axisデバイスの完全性を保護し、暗号キーに基づく安全な操作の実行を可能にするハードウェアベースのプラットフォームです。サプライチェーンの保護、安全なキーストレージ、ビデオの改ざん検知をサポートします。
デバイスの完全性を保護
Axis Edge Vaultを使用すると、デバイスを安全に起動して統合し、暗号キーなどの機密情報を確実に保護できます。Axis Edge Vaultは信頼のチェーンを確立し、暗号的に検証されたソフトウェアによる切れ目のないチェーンを確保します。たとえば、署名付きOSは、お使いのデバイス上のデバイスソフトウェアがAxis製であること、および署名されたソフトウェアの更新のみをインストールできることを保証します。また、セキュアブートは、デバイスが署名付きOSのみを実行することを保証し、サプライチェーンでの物理的な改ざんを防ぎます。署名付きビデオのサポートにより、ビデオ録画の改ざんの有無を検証することもできます。

デバイスID検証機能
Axisデバイスの身元と信頼性を検証できるハードウェアベースのサイバーセキュリティプラットフォームです。ユーザーは、使用するデバイスが正規のAxis製品であることを確認できます。 それは IEEE 802.1AR準拠 のAxisデバイスID検証に対応しており、デバイスをIEEE 802.1XおよびHTTPSで構築されるゼロトラストネットワークに安全にオンボーディングできます。AxisデバイスIDを使うことで、デバイスのインストールと構成をより自動化されたコスト効率の高い制御で実施でき、全体的なセキュリティの向上とデバイスのデプロイ時間の短縮につながります。

機密情報を保護
Axis Edge Vaultプラットフォームは、暗号化計算モジュール (セキュアエレメントおよびTPM) とシステムオンチップセキュリティ (TEE) からなる強力な基盤を用いてユーザーの機密情報を不正アクセスから保護します。この保護機能により、AxisデバイスIDや署名付きビデオの署名キー、アクセスコントロールキーのためのストレージの安全が確保されます。またIEEE 802.1X、HTTPS、暗号化されたビデオストリーミングなどの安全な通信に際し、ユーザーが読み込む暗号化情報も保護されます。さらに、デバイスの電源がオフのとき、Axis Edge Vaultは追加のセキュリティレイヤーを提供し、ファイルシステムを悪意のあるデータ窃盗から保護します。
AxisのFIPS 140対応ポートフォリオ
Axisは業界標準の遵守に取り組んでおり、多層戦略の一環として、高性能な暗号化コンピューティングモジュールを備えたポートフォリオへの投資を継続しています。
FIPS 140は、暗号化動作とキーストレージの要件を規定する最先端のセキュリティ規格として広く認められています。FIPS 140は、米国やカナダの連邦政府機関などの顧客に必須であり、サイバー脅威から保護する堅牢なセキュリティ対策を提供することで、他の組織にもメリットをもたらします。
AxisデバイスがFIPS 140規格に準拠しているかどうかについては、製品データシートを参照してください。

FIPS 140-3 Inside 4679
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