Edge Vault

工場出荷時からAxisデバイスの整合性を保護し、暗号キーに基づく安全な操作の実行を可能にするハードウェアベースのプラットフォームです。 サプライチェーンの保護、安全なキーストレージ、ビデオの改ざん検出をサポートします。
AXIS Q3536-LVE Dome Camera installed at airport with cybersecurity sphere

工場出荷時からデバイスの整合性を保護

Axis Edge Vaultを使用すると、デバイスを安全に起動して統合し、暗号キーなどの機密情報を確実に保護できます。 Axis Edge Vaultは信頼のチェーンを確立し、暗号的に検証されたソフトウェアによる切れ目のないチェーンを確実に提供します。 たとえば署名済みファームウェアはファームウェアがAxis製であることを保証するほか、インストールできるアップデートを署名付きファームウェアに限定します。 またセキュアブートにより、デバイスは署名付きファームウェアのみを実行します。 署名付きビデオのサポートにより、ビデオ録画の改ざんの有無を検証することもできます。

Cybersecurity illustration of Axis device ID over AXIS Q6315-LE

デバイスID検証機能

Axisデバイスの身元と信頼性を検証できるハードウェアベースのサイバーセキュリティプラットフォームです。ユーザーは、使用するデバイスが正規のAxis製品であることを確認できます。IEEE 802.1AR準拠のAxisデバイスID検証に対応しており、デバイスをIEEE 802.1XおよびHTTPSで構築されるゼロトラストネットワークに安全にオンボーディングできます。 AxisデバイスIDを使うことで、デバイスのインストールと構成をより自動化されたコスト効率の高い制御で実施でき、全体的なセキュリティの向上とデバイスのデプロイ時間の短縮につながります。

cybersecurity padlock illustration over circuitboard socket

機密情報を保護

Axis Edge Vaultプラットフォームは、暗号化計算モジュール (セキュアエレメントおよびTPM) とシステムオンチップセキュリティ (TEE) からなる強力な基盤を用いてユーザーの機密情報を不正アクセスから保護します。 この保護機能により、AxisデバイスIDや署名付きビデオの署名キー、アクセスコントロールキーのためのストレージの安全が確保されます。 またIEEE 802.1X、HTTPS、暗号化されたビデオストリーミングなどの安全な通信に際し、ユーザーが読み込む暗号化情報も保護されます。 さらに、デバイスの電源がオフのとき、Axis Edge Vaultは追加のセキュリティレイヤーを提供し、ファイルシステムを悪意のあるデータ窃盗から保護します。

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