ガラツィショッピングシティの人数計測ソリューション
わかりやすく効率的で信頼性の高いソリューション
ミッション
ショッピングモールの成功は訪問者数の増加にかかっています。また、マーケティング部門がプロモーションを計画したり、より多くの来訪者を呼び込んだりするためには、人出に関する正確な測定値が必要です。 これらの理由から、ガラツィショッピングシティはマーケティング担当チームが活動やプロモーションをより適切に最適化できるようにするために、訪問者の数を正確に計測できるソリューションを探していました。
ソリューション
ガラツィショッピングシティには既存のアナログビデオ監視システムがありましたが、分析や統計といった高度なタスクは実行できませんでした。 監視システム全体をアップグレードしなくても済むように、MNL Project Securityは、人数計測ソリューションを統合したオンサイトIPカメラをモールの正面入口に追加することを推奨しました。 元のアナログシステムの事情により、IPカメラが他の大きなシステムに統合されているわけではありませんでしたが、代わりにこれらのIPカメラは直感的なAxisのプラットフォームと連携して動作します。
結果
実装した人数計測ソリューションは、マーケティングのエキスパートにとって非常に頼もしいツールとなり、特定の時間にモールに出入りする人々に関して正確な情報を入手できるようになりました。 これによりターゲットを絞った推奨事項を準備したり、モールの効率を改善してビジネスを成長させるために賢明な判断を下したりできます。
街のエンターテインメントセンター
NEPI (New Europe Property Investments) によって推定7,000万米ドルの費用をかけて開発されたガラツィショッピングシティは、ガラツィ最大のショッピングモールです。 2013年にオープンし、2017年の拡張を経て現在の延床面積は50,000平方メートル近く、敷地は30エーカーに及び、1,400台分の駐車場があります。 モールには200以上の店舗に加えて数多くの娯楽エリアとフードコートがあり、この地域で最も重要な雇用源の1つとなっています。
その規模の大きさをふまえて、モールの経営陣はビジネスの成功度と行動の効率性を評価するためのソリューションを必要としていました。 マーケティング活動を最適化し、ビジネスを成長させるためには、現状を知ることと、さまざまな活動やキャンペーンの結果をリアルタイムで見極められることが不可欠でした。 非常にシンプルかつ効率的な方法で知りたい対象の数を確認できる人数計測は、理想的なソリューションでした。
技術的ソリューション
今回の実装にあたってMNL Project Securityは、AXIS M3045-V Network CameraをEDGE ACAP (AXIS Camera Application Platform) で動作するAXIS People Counterと組み合わせて使用し、ユニットの処理能力を使用して情報を収集することにしました。 ビデオ機器からのデータの管理には、カスタムレポートの生成に加えて機器の動作状況に関する通知も行えるクラウドベースのAXIS Store Reporterソリューションが採用されました。
このカメラは、WDR機能を搭載したフルHDセンサーを使用して、光条件に左右されることなく監視を行えます。 このユニットにeライセンスを組み合わせることで、マーケティング部門の要件に基づく充実したレポートを瞬時に作成できます。
この方法であれば、非常に時間がかかる上に間違いやすい複雑な計算を行う必要はありません。 その結果、ほとんど運用コストがかからない、効果的で、高速で、直感的なソリューションが実現します。 測定データはリアルタイムでクラウドに送信されるため、非常にアクセスしやすいだけでなく、カメラ自体にも独自のストレージが統合されています。
このしくみで最大90日間、すべてのデータをローカルに保存できます。これはインターネットが停止した場合に便利な機能です。 また、インターネット接続が回復すると、保存されているすべてのデータがクラウドに送信されて処理され、マーケティング担当チームがいつでもどこからでもあらゆる画像にアクセスできるようになります。 最終的に高機能で信頼性が高く直感的なマーケティングツールを手に入れたガラツィショッピングシティは、さまざまな活動をより効率的に行うことができるようになりました。
時間と費用を節約
使いやすいのはもちろん、導入したAxisのソリューションが非常に効率的なマーケティングツールであることが証明されました。 今ではマーケティングチームは、ピーク時にできるだけ多くの人を敷地内に留めておくことを目的としたイベントを企画したり、ピーク時間外に敷地内により多くの人を集客できるキャンペーンやプロモーションを仕掛けたりできます。また、顧客の流れを分析して実施した広告やプロモーションの影響を評価できるため、大成功を収めたときにこれらの活動をより大規模に展開したり、期待どおりの結果が得られなかったときに差し替えたりできます。 全体的には、より正確なレポートを作成し、事実と数値に基づいて活動を提案できるようになったことで、経営陣やパートナーとのコミュニケーションが改善されました。
