Hyatt Atlanta Regency Exterior Entrance
ホテルおよびレストラン

Axisでネットワークにチェックイン

組織: Hyatt Hotels
場所: グローバル
顧客の要望: アクセス管理, プロセス監視, 個人の安全
グローバル, 

IPカメラとクセサリーを使用してセキュリティ対策を刷新するHyatt Hotels

ミッション

Hyatt Hotelsは、全世界675以上のホテルをネットワークビデオシステムに移行するために、規模や監視ニーズの異なる12種類のホテルブランドで再現可能なソリューションを探していました。 同社が必要としていたのは、個々のホテルの温かな雰囲気を損なわない控えめさと、それでいて、宿泊客と従業員の安全対策としての効果を兼ね備えたソリューションです。

解決策

Hyattは、その映像基準を強化するために、AxisやMilestoneと協力してホテル施設ごとのガイドラインを策定しました。 固定カメラとパノラマカメラがしっかりと組み合わされたソリューションの構想がHyattにはありました。アクセスコントロールや音響機器といった他のテクノロジーとともに強力なビデオ管理システムに組み込むことのできるソリューションです。

効果

IPビデオに移行したところ、すぐにその成果が現れます。映像品質が大幅に向上し、複数のアクセスポイントからの映像表示の柔軟性も飛躍的に向上したのです。 ビデオクリップを必要に応じて簡単に配信できる、リモートから簡単にカメラを設定できるなど、すぐに実感できるメリットがあることもわかりました。 その装置は、関係するあらゆるアプリケーションで常に高い水準で動作することにHyattは気付きました。

ホテルへのAxisの導入は大きな成功を収めています。 お客様と従業員の安全およびセキュリティが一番の関心事であることには今後も変わりありませんが、セキュリティ以外の領域にもカメラの画像を利用できないかと考えているところです。 これらのシステムは、広範なビジネスインテリジェンスプラットフォームになる可能性を十分に秘めています。
マーク・サナ (Mark Sanna) 氏
Hyatt Hotels、副社長兼グローバルセキュリティ責任者
Hyatt Baltimore Innerharbor Evening Skyline

世界各国で運営される最高級のホテル

Hyatt Hotelsは、40年以上にわたりホスピタリティ業界の世界的大手として君臨しながら12種類のブランドを展開し、世界各国675以上のホテルを運営しています。 国際的な事業展開の中で同社の市場が拡大するに伴い、Hyattのセキュリティチームは、北米にある約300ユニットそれぞれについて、安全とセキュリティ対策のための基盤作りを進めています。

Hyatt Placeなど価格を抑えたオプションから、Hyatt RegencyやPark Hyattなど豪華な客室まで、コストだけでなくホテルの規模やアメニティの観点でも、Hyattブランドは多様です。 Hyatt社がビデオ監視の基盤を確立し、そのすべてのホテル資産を等しくネットワークシステムに乗せるという決断に至った背景には、こうした資産の多様性があります。

ネットワークへのチェックイン

セキュリティインフラの調達は、最終的に各ホテルが管理するものの、傘下のホテルが従うべきパラメーターとガイドラインは、Hyattが規定しており、策定作業は現在も続いています。 数年前にIPシステムへの移行が開始され、各ホテルがテクノロジーをアップグレードし始めたとき、そのプログラムによって是認されていた実施策は限られていました。 現在は、Milestoneが必須のVMSとして規定され、優先的に使用するカメラメーカーとしてAxisが確固たる地位を確立したことで、導入までの期間は全体的に短縮され、3万以上のビデオチャンネルが登録、カウントされています。

Hyatt Baltimore interior with glass ceiling

システムの展開が始まり、地域のエンジニア向けにWebセミナーを実施したところ、ネットワークビデオのさまざまな利点が見えてきました。 「IPビデオでは、中央のシステムから映像をルーティングしたり監視を管理したりする機能が大幅に進歩しています」。仮想ソフトウェア機器およびコンサルティングの契約インプリメンテーションマネージャーを務めるウェイド・ピネル (Wade Pinnell) 氏はそう言います。 新しいシステムレイアウトの基礎を学ぶセキュリティ担当者向けトレーニングに1日もかからなかったことや、カメラとネットワークの設定をリモートから支援するAXIS Camera Managementが採用されていることが、セキュリティチームにポジティブな第一印象を与えました。

ホテルのネットワーク化への第1段階として、まず本質的な部分の置き換えが行われました。Axisビデオエンコーダーを利用して、時間をかけずに既存のアナログシステムの近代化を図ったのです。 まずAXIS P7216 Video Encodersがたった1日で設置され、これによって16チャンネルのDVRがIP環境へとすぐに移行されました。 あるHyattのカジノでは、AXIS Q7920 Video Encoder Chassis上にAXIS Q7436 Video Encoder Bladeが取り付けられ、80以上のビデオチャンネルを1台のデバイスで駆動できるようになりました。

Hyatt Sanantonio lobby

ネットワークビデオへの移行によって、セキュリティスタッフは、より効率的な制御室で共同作業を行ったり車載ビデオにアクセスしたりすることで作業を合理化できるようになりました。 その利便性からは、既存のセキュリティニーズを超えて、さらなる効果が数多くもたらされます。 たとえば、マネージャーがカメラの映像を見て受付を監視します。それをもとに、チェックインの待ち時間をマネジメントしたり、応対の質の向上を図ったりすることができるでしょう。 エンジニアは、さまざまな角度からの施設 (立体駐車場など) の映像を活用して、メンテナンスの問題や車両の誘導に関する問題をチェックすることができます。

ブランドごとに異なるニーズ

施設のレイアウトや場所、規模、その他さまざまな要因にもよりますが、Hyattの数百ものホテル資産全体にわたって導入される不変の部品表やシステム設計は存在しません。 Hyattでは、そのブランドごとに設備のニーズが大きく変わります。 たとえば、Hyatt Placeの施設の多くでは、カメラがIPにシフトされるとともに、その台数が約12に増やされました。 一方、いくつかのHyatt Regencyホテルに導入されているカメラの台数は1,250台にも上ります。

Hyatt Baltimore Owingsmills Exterior

Hyattは、屋外空間で広い視野が要求される場所には、パノラマビュー対応のAXIS M3027-PVE Network CameraとM3037-PVE Network Cameraを組み合わせて運用しています。 360°のパノラマビューを備えたこれらのカメラは、解像度が5メガピクセルあるため、デジタルPTZにも対応します。Hyattのほとんどの施設で使用されているのは、Axisの固定ドームネットワークカメラです。「そのフォームファクターは美しくて破壊行為の対象になりにくく、センサーがどこを向いているのかも一見してわかりません」。Pinnell氏はそう説明します。一般にはP33 Network Camera Seriesが選択されますが、低価格を重視したブランドでは通常、AXIS P32 Network Camera Seriesモデルが選択されます。

どちらの製品ラインにしても、屋内と屋外の両方のバージョンが用意されているHDTV品質の固定カメラに選択肢を絞り込むことができます。 通常これらのカメラは、チェックインエリアやロビー、従業員のエントランス、洗濯設備、エレベーターホールなど、撮影対象として重要な位置に設置されます。 Pinnell氏は次のように説明しています。「パノラマカメラの有効性を高く評価しています。 6~8フィートの範囲であればかなり明瞭ですが、もっと重要なことは、その優れた状況認識です。 駐車場のあらゆる問題を監視できるほか、立ち入り禁止の場所に人がいるかどうかを識別することもできます。」

最後に、出入り口や荷物の搬入口は、屋外の太陽光と屋内の低輝度の照明とが混ざり合って、光の条件が悪い場合があります。 こうした条件を踏まえてHyattが選んだのは、屋内と屋外に対応したモデルAXIS Q35 Network Camera Seriesと、WDR - Forensive Capture機能によりシーンの明暗両方を描写することができるAXIS P3225-LVE MkII Network Camerasです。Hyattの各ホテルは、こうしたシステムの多様性により、そのニーズに最適なバージョンのMilestoneのプラットフォームを指定することができます。 ホテルの規模が小さければMilestone XProtect® Expressの機能で対応できます。一方、大規模なホテルでは、Milestone XProtect® Corporateによって、より広範に分散した運用が必要になることもあるでしょう。

アメニティの活用

カメラシステムの多目的利用に関して、Hyattには明るい兆しが見られています。カメラの映像にアクセスすることで得られる潜在的なメリットを知って、複数の部署が興味を示したのです。 このプラットフォームを最初に使用したのはセキュリティディレクターとエンジニアですが、今では他の部署の責任者も、業務を監視する具体的な領域に目を向けるようになりました。 たとえば、料飲部門の責任者ならレストランやバーを監視するでしょう。 セキュリティという、これらのシステムの基本的な要件以外にも、その背後にあるビジネス価値が強く認識されるようになったのです。

こうしたさまざまな要素に分析機能を加えることで、マーケティング担当者は、ロビーにおけるヒートマップや通行パターン分析から価値を引き出し、さらなる投資が必要とされるのはどこかを把握することができます。 経営陣は、人数計測などのツールを使用してチェックインとチェックアウトの待ち時間を調べ、クオリティアシュアランスや宿泊客の満足度向上に役立てることができます。

Hyatt Houston interior

「分析はこれらのシステムの未来です。 将来的に、カメラは一般的な使い方よりも、分析機能の方が重宝されるようになるでしょう。 これらのカメラを導入する際のプロセスや予算編成の体系も劇的に変わるはずです。 カメラはすでにカメラ以上の存在になりつつあります。IT部門はすでにセキュリティチームと連携していますが、近いうちに他の多くの部署も、カメラから得られるデータや分析を利用したいと考えるようになるでしょう」

カメラ以上の存在に

Hyattでは、アクセスコントロールや音声機能を追加するために、いくつかの設計において、Axisの豊富なネットワーク製品ラインを活用し、そのトータルなソリューションを拡張しています。後方部門には、従来のアクセスコントロールとしてAXIS A1001 Network Door Controllerが設置され、Milestoneのインターフェースに直接統合されています。

Hyatt Chicago interior lounge

Hyattは建物の施工に際し、多くの場合、従業員の出入り口や正面玄関に、AXIS A8004-VE Network Video Door Stationを使用したインターカムシステムを指定します。特に小規模なホテルでは、夜間に従業員が少なくドアが施錠されることがあります。 音声機能に関しては、立体駐車場や屋外の敷地に向かってメッセージを発するという潜在的なニーズが多くのホテルにあります。 Hyattは、そうしたニーズに応えるために、AXIS C3003-E Network Horn Speakerを利用しています。ときには威嚇音声を発報する簡素な防犯手段ともなります。

強いパートナーシップ

アナログビデオからネットワークビデオへの移行によって、画像がより鮮明になり、また、シンプルな配信システムで施設内や地域内のチーム、さらには世界各国のチームと映像を共有できるようになるなど、Hyattには数多くの利点がもたらされました。 エンジニアリング面でのAxisの強力なコミットメントとMilestoneの強力な管理プラットフォームによって、Pinnell氏やHyattのチームは、シームレスに融合する理想的な製品の組み合わせを手に入れました。

Hyatt Seattle lobby

Pinnell氏はこう続けています。「カメラは容易に設置できるフォームファクターになっています。 取り付けの問題は皆無です。 そのプロセスのすばらしさは言葉では説明できませんが、体験してみれば必ずわかります。 高い技術が結集された製品なのです。 そして、Milestoneを選んだ理由は、そのオープンなプラットフォームです。投資に見合う最大の価値を得ることができ、単なるセキュリティの枠を超えたカメラの用途を積極的に追求することが可能です」

未来を先取り

今後もHyattは、ビデオや各種テクノロジーを組み合わせた手法を傘下のホテルに隅々まで取り入れながら、ネットワーク製品の利用において、その名声を高めていくことでしょう。

Hyatt New York City nighttime

Pinnell氏は次のように結んでいます。「私たちが将来に掲げる最重要課題は、あらゆるサブシステムとの統合です。 たとえば、あと10年もすれば、カメラは一般的な使い方よりも、分析機能の方が重宝されるようになるでしょう。 アクセスコントロールにはすでに着手していますが、それをもっと多くの建物やシステムに広めていきたいと私たちは考えています。 照明やセキュリティシステムと組み合わせたり、HVACシステムと連動させることもできるでしょう。 さらに、分析やクラウドストレージにまで手を広げてもよいかもしれません。 さまざまな角度から多くの可能性を考えることができるのです」

製品とソリューション

Big view of empty restaurant

ホテルおよびレストラン

ブティックホテルから、回転の速いレストランチェーンまで、Axisのネットワークビデオおよび音声ソリューションは、顧客と従業員を保護し、業務の円滑な運営を支援します。
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