Top ten installation challenges

設置における10の課題

環境

監視カメラは過酷な環境に置かれることが多くあります。環境要因に対する十分な保護対策が講じられていないと、早期故障や製品保証の失効につながるおそれがあります。屋外に設置されたカメラにハウジングが必要なのは当然ですが、湿度が高い、または空気中に埃の多い産業施設など、屋内向けの監視システムでも同様のタイプの保護が必要となる場合があります。設置に先立って環境条件を評価し理解することにより、正しいカメラを選定して長期にわたり使用することが可能となります。

カメラのハウジングには、さまざまなサイズ、品質、機能を備えたものがあります。ハウジングは金属製またはプラスチック製で、固定カメラハウジングとドーム型カメラハウジングの2種類に大きく分類することができます。

エンクロージャーを選択する際は、次のような点を考慮する必要があります。

  • 横開きまたはスライド型 (固定カメラハウジングの場合)
  • 取付アクセサリー
  • クリアドームまたはスモークドーム (ドーム型カメラハウジングの場合)
  • ケーブル管理
  • 温度およびその他の規格 (ヒーター、サンシールド、ファン、ワイパーの必要性を考慮)
  • 電源 (12 V、24 V、110 V など)
  • 耐衝撃レベル

ハウジングの詳細情報については、 Axis アクセサリー選択ツール または 製品アクセサリーページをご覧ください。

標準的なイーサーネットケーブルは屋外に配線することが可能ですが、薄いプラスチックケーシングは風雨にさらされると短時間で劣化します。最大限の性能を発揮できるように、屋外のイーサーネットケーブルは導管に入れて、電力ラインやその他の電気干渉源から十分離れた地面に埋設してください。カメラを屋外で使用する場合、またはネットワークケーブルが屋外を通る場合は、必ずSTPケーブルを使用します。
防水加工が施されたPVCなどのプラスチック管も導管として使用できます。屋外の配線には、代わりに特殊屋外用ケーブルまたは直接埋設カテゴリーのケーブルを使用することもできます。直接埋設CAT5ケーブルは高価ですが、屋外専用に設計されています。一般的なケーブルも直接埋設CAT5ケーブルも、ある程度は落雷を誘因します。ケーブルを地中に埋設するだけで、落雷の可能性が低くなるわけではありません。このため、屋外のイーサーネットネットワークの一部として、CAT5サージ防護機器を設置する必要があります。

IPコードは、電気機械器具内部への固形物 (手や指を含む)、埃、および水の侵入に対する保護の度合いを分類し等級付けしたものです。
   
最初の数字は、危険な部品 (導体、可動パーツなど) への接触や外来固形物の侵入に対するエンクロージャーの保護の度合いを示しています。

レベル 阻止する固形物のサイズ 保護対象
0 - 固形物の接触や侵入に対して無保護
1 >50 mm 手の甲など身体の大きな表面。身体の一部による故意の接触に対しては無保護。
2 >12.5 mm 指または同様の物体
3 >2.5 mm 工具、太いワイヤーなど
4 >1 mm 大部分のワイヤー、ねじなど
5 防塵 粉塵の侵入は完全には阻止できないが、装置の正常な運転を阻害するほどの粉塵は侵入しない。接触から完全に保護。
6 防塵 塵の侵入を阻止。接触から完全に保護。

 

表2: 個体に対する保護。

2桁目の数字は、エンクロージャー内部にある装置における、有害な影響を与える水の侵入に対する保護等級を表しています。 

レベル 保護対象 試験内容 詳細
0 無保護 - -
1 水滴 水滴 (鉛直に落下する水滴) によって有害な影響を受けない。 試験時間: 10分

降水量毎分1 mm相当の水量

2 水滴 (傾斜角が最大 15 度まで) エンクロージャーが正常な取付位置より最大15°まで傾いても、鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。 試験時間: 10分

降水量毎分3 mm相当の水量

3 散水 鉛直から60度までの角度で噴霧される水によって有害な影響を受けない。 試験時間: 5分

水量: 0.7リットル/分
水圧:80~100 kPa

4 飛沫 あらゆる方向からの飛沫によっても有害な影響を受けない。 試験時間: 5分

水量: 10リットル/分
水圧:80~100 kPa

5 噴流水 ノズル (6.3 mm) から噴射されるいかなる方向からの水によっても有害な影響を受けない。 試験時間: 3分以上

水量: 12.5リットル/分
水圧:3 mの距離から30 kPa

6 強い噴流水 ノズル (12.5 mm) から噴射されるいかなる方向からの水によっても有害な影響を受けない。 試験時間: 3分以上

水量: 100リットル/分
水圧:3 mの距離から100 kPa

7 水深1 mまでの浸漬 規定の水圧と時間でエンクロージャーを水に浸漬 (最大1 mの浸漬) しても、有害な量の侵水はない。 試験時間: 30分

水深1 mの浸漬

8 水深1 mを超える浸漬 メーカーが規定する条件下での継続的な浸漬に適している。これは通常、装置が密封されていることを意味します。ただし、装置によっては、水は侵入するが有害な影響を受けないという意味になります。 試験時間: 水に継続的に浸漬

メーカー指定の水深

 

表3: 液体に対する保護
カメラの選択