WapiceとAxisが北欧のコラボレーションを通じてスマートシティのデータ駆動型リーダーシップの青写真を作成
WapiceのIoT-TICKETがAxisのカメラテクノロジーと提携し、データ駆動型の都市管理を変革しています。この共同ソリューションは、認知機能とAIを活用して予測可能性と意思決定を向上させます。この北欧での共同作業は、よりスマートで安全な都市を構築するための安全で拡張可能なソリューションを提供します。
Wapiceはフィンランドを拠点とするSaaSプロバイダーで、世界中の産業企業に幅広いサービスを提供しています。同社のIoT-TICKETプラットフォームは、複数のIoTソースからのデータをカスタマイズされたアプリケーションに統合し、顧客のデジタル化の取り組みを促進し、ローコードおよびノーコードツールを使用して最先端テクノロジーと接続されたシステムを完全に統合するように設計されています。
IoT-TICKETとAxisのテクノロジーには明らかな類似点があり、それが両社の自然な結びつきになったとWapiceのスマートシティ向けIoT部門で製品マネージャーを務めるJari Kuusisto氏は述べます。「これはすべて、当社がIoT-TICKETを使用した大規模なスマートシティプロジェクトを開始したときに始まりました」と、同氏は説明します。「私たちはフィンランドの自治体にカメラがあることは知っていましたが、すべて同じブランド、Axis製であることに気が付きました。」
「私たちはその理由を尋ねました」と、同氏は続けます。「するとクライアントは画質、堅牢性、持続可能性など、Axisのカメラの長所をすべて述べた上で、同じブランドで規模の拡大を考えていることを説明してくれました。これが私の心に響き、当社はAxisと直接提携すべきだと感じたのです。」 これが始まりでした。その後パートナーシップは強化され、2024年にWapiceは公式のAxisテクノロジー統合パートナーとなりました。
Axisハードウェアのパワーは、このアプリケーションに最適でした。Axisのカメラセンサーを使用して、IoT-TICKETに純粋なデータポイントを提供できます。また、ビデオデータが人間の目に届く前に、カメラ上で直接匿名化することもできます。
品質データ、品質に関する洞察
IoT-TICKETはデータを洞察に変えることに重点を置いており、一部のエンドユーザーにとってカメラは高度な機能の不可欠な部分となります。しかし、どんなカメラでも良いわけではありません。IoT-TICKETは、AIベースのマシンビジョンツールを活用してデータを収集し、トラフィック、歩行者数、人の動きなどの洞察に変換します。
「このソリューションの柔軟性に即座に魅力を感じました」と、Jari Kuusisto氏は述べます。「固定された画像認識ツールが組み込まれたカメラを使用するのではなく、Axisのカメラの品質と柔軟性により、カスタマイズおよび変更可能なAI駆動型アプリケーションを開発できます。当社のマシンビジョンの専門家から非常に良いフィードバックを受け取っています。」
Axisアーキテクト・エンジニアリング部門マネージャー (北欧諸国) のKristina MadolovaもKuusisto氏の評価に同意しています。「画質はとても重要です」と、彼女は説明します。「特に画像がビデオ分析機能の生データソースであるビジュアルセンサーでは、高品質の画像処理が非常に重要です。データ分析、意思決定、オートメーションの精度と信頼性に直接影響します。
どのプラットフォームの能力も、ネットワークカメラから取得するデータの標準に依存します。」
IoT-TICKETとAxisを組み合わせることで、スマートシティを超えたアプリケーションに対応できます。セキュリティと産業の幅広い背景を持つこの組み合わせは、重要なインフラストラクチャ、エネルギー生産サイト、産業ドメインの監視においても安全性と効率性が向上します。
スマートシティの課題に取り組む
IoT-TICKETのスマート シティ機能は、イノベーションの展示や効率化の支援としてだけでなく、住民の安全を高める手段としても構築されています。では、その目標はプライバシーに関する懸念とどのように一致しているのでしょうか？「Axisハードウェアのパワーがこのアプリケーションに最適でした」と、Jari Kuusisto氏は説明します。「Axisカメラセンサーを使用すれば、IoT-TICKETに純粋なデータポイントを提供できます。また、ビデオデータが人間の目に届く前に、カメラ上で直接匿名化することもできます。」
スマートシティプラットフォームが直面するその他の懸念事項は数多くあります。プライバシーは、IoTアプリケーションの重要なコンポーネントであるサイバーセキュリティにつながります。Wapiceはこの点をカバーし、DNV ISO 27001認定システムで専門的かつ監査されたサイバーセキュリティプロセスを実証しています。Kristina Madolovaは、この分野でAxisが理想的なパートナーである理由を強調しています。「共同作業を通じて、自治体から大規模な産業サイトまでIoT-TICKETを使用する組織は、IoTプラットフォームの接続面に関心があることを学びました。彼らはサイバーセキュリティだけでなく、NIS 2などの規制へのコンプライアンスにも深く関心を持っています。Wapiceはセキュリティを第一に考えており、これはAxisの理念と一致していることを示しています。」
タンペレ (フィンランド) - 拡張可能なIoTプラットフォーム
Jari Kuusisto氏は、スケーラビリティは小規模なプロジェクトが時間の経過とともに大規模なシステムにつながるスマートシティの成長にとって、おそらく最も重要な考慮事項であると提案しています。「当社は、AxisのカメラとIoT-TICKETが共に拡張可能なプラットフォームであることを実証しました。たとえば、フィンランドのタンペレでのスマートシティプロジェクトでは、交通監視に使用されるカメラをいくつか使用して、IoT-TICKETの導入が始まりました。他の部門が、すでに設置されている防犯カメラを都市整備などの他の用途に利用することに興味を持つようになるまで、それほど時間はかかりませんでした。現在、タンペレのシステムには100台を超えるAxisのカメラが接続されています。」
タンペレの市民向けデータ駆動型都市プログラムリーダーであるOuti Valkama氏は、Axisが支援するIoT-TICKETの実装ですでに大きな成果が上がっていると述べています。「タンペレのスマートシティ構想は、すでにビジネスと市民の日常生活に変革的な影響を与えています」と、同氏は熱意を持って述べます。「データとテクノロジーを組み合わせることで、市民のプライバシーに影響を与えることなく、よりスマートで住みやすい都市を構築することができました。」
AxisテクノロジーとIoT-TICKETプラットフォームの北欧での組み合わせは、非常に相乗効果があることが証明されています。規制コンプライアンスは複雑な場合がありますが、IoT-TICKETとAxisセンサーの組み合わせは、堅牢なサイバーセキュリティ、持続可能性、サーバーアーキテクチャなど、EUが要求するすべてを提供します。この共同作業はシームレスに国境を越えて行われ、WapiceとAxisは北欧に位置し、クライアントは世界中に広がっています。両社はプライバシーとセキュリティのルールを徹底的に理解しているグローバル企業であり、データが定められた境界内に留まる必要がある場合は、欧州のデータセンターやプライベートクラウドソリューションのサポートも行います。
タンペレのスマートシティ構想はすでに街に変革をもたらしています。データとテクノロジーを組み合わせることで、市民のプライバシーに影響を与えることなく、よりスマートで住みやすい都市を構築することができました。
スマートシティの未来 - コラボレーションの青写真
AxisでデジタルトランスフォーメーションのEMEAビジネス開発部門マネージャーを務めるMichelle Snarbergは、これはWapiceとAxisのパートナーシップの始まりにすぎないと述べています。「現在、私たちは北欧から欧州全土へとパートナーシップを拡大することを目指しています」と、Snarbergは述べます。「しかし、世界中どこにでも、スマートシティアプリケーション以外にも、AxisとWapice両社のフォーカスエリアである重要インフラを含む、さまざまな分野でデジタル変革のビジネスチャンスがあります。」
「テクノロジーはほぼ毎分ごとに急速に進化しています。新たな市場の要求がある限り、私たちはそこに存在し続けます。WapiceとAxisは最先端のテクノロジーを備えており、パートナーシップを通じて協力し、お客様に最高品質の最もスマートなソリューションを提供することができます。」
「私たちはAxisとの共同作業の成果に満足しています」と、Jari Kuusisto氏は締めくくります。「これにより、当社のスマートシティプロジェクトに即座に価値がもたらされ、世界クラスの市民体験が可能になり、世界中で拡張性とコスト効率に優れたスマートシティソリューションの基盤が築かれました。現在、世界中でさまざまなスマートシティ構想のプロジェクトが進行しています。私たちの共同の取り組みを通じて、都市環境のイノベーションと持続可能性を推進し続け、都市をよりスマートで安全かつ回復力のある未来の世代に提供することを目指しています。」
