クラッシュからクリエーションへ: Axisは、リサイクル会社が持続可能性の目標を達成できるようサポートを提供しています。
EMR Metal RecyclingはAxisの包括的なテクノロジーを活用し、廃棄物ゼロという目標の達成に向けて、現場を保護し、運用プロセスを監視しています。
課題
EMRは、1940年代に操業を開始した物質回収の世界的リーダーです。 EMRは現在、世界中150か所で約4000人の従業員を雇用しています。 同社の中核事業は、使用済みの自動車、消費者製品、建設現場などのさまざまなモノや場所から発生する金属とプラスチックのリサイクルです。 EMRは持続可能な慣行に焦点を当て、廃棄物ゼロの目標を達成したいという希望から、アクセスポイントとより広範な敷地周辺で自社の現場を保護するだけでなく、現場で使用する機械をモニタリングするための監視システムを求めるようになりました。 持続可能性の目標をより適切に達成する方法についての洞察を意思決定者に伝えるため、現在のプロセスの効率をより詳細に可視化すると同時に、不要な廃棄物を特定できるソリューションが必要でした。
解決策
AxisはEMRと緊密に協力して要件を満たし、ネットワークカメラ、アクセスコントロール、IP音声製品、および強力なソフトウェアソリューションから成る、統合型エンド・ツー・エンド・ソリューションを提供しました。 このソリューションにより、アクセスポイントと敷地周辺のセキュリティにも対応しつつ、現場作業のあらゆる側面を詳細に監視できるようになりました。 さらに、販売時点管理 (POS) システムにリンクされたオープンソースのメディアプレーヤー・ソフトウェアにより、各トランザクションをビデオで検証できるようになりました。
成果
EMRは、セキュリティとシステム効率のためのプロセス全体を確認・監視することで、持続可能性の目標に沿った廃棄物の管理について、確固たる決定を下すことを可能にしています。 さらに、システムは火災の危険などの要素を考慮していることから、サーマルカメラを用いて詳細に監視できるようにしました。 EMRは後日、BBCテレビから受けた「Inside the factory」の番組出演の依頼に応えることができました。これは、EMRという企業と、年間1,000万トンを超える高品質のリサイクル素材を生産するという同社の取り組みを宣伝する、素晴らしい機会となりました。
当社は常に、安全、効率、コンプライアンス遵守を掲げ、事業に励んでいます。 当社はまた、従業員、地域社会、環境にもコミットしています。 Axisのように当社は倫理的慣行に従い、できる限り持続可能な方法で事業を展開するよう努めています。
リサイクル事業の確保
EMRは、1940年代に操業を開始した、長い歴史を持つグローバルな金属リサイクル企業です。 EMRは現在、世界中150か所で約4000人の従業員を雇用しています。 同社の中核事業は、使用済みの自動車、消費者製品、建設現場などのさまざまなモノや場所から発生する金属のリサイクルです。
充実した事業環境で、現場全体のセキュリティを確保するだけでなく、リサイクルのプロセスすべての段階を監視する新規ソリューションを導入する決定が下されました。 高レベルの保護とセキュリティが求められましたが、内部ですべてのシステムを綿密に監視することで、安全性と効率を高めることができます。 現場の機械が動作している様子を見ることができれば、プロセスと手順をより詳細に分析できるようになります。 上記を実施することで最適化を確実に実施でき、EMRの持続可能性へのコミットメントと廃棄物ゼロの企業を目指す取り組みをサポートできます。
EMR UKのセキュリティ責任者、ロジャー・ヒューイット氏は、以下のように述べました。 「私たちは、グローバル事業の一環として、国産車から航空母艦まであらゆるものをリサイクルしています。 ウォリントン (英国) での事業に向けたソリューションでは、現場のセキュリティと機械からの動作データを組み合わせてプロセスを改善し、廃棄物ゼロの目標を達成すべくスマートに取り組んでいることを確認する必要がありました。 当社は、より持続可能なビジネス慣行に向けた推進力をAxisと共有しています。」
安全と安心を保証する、高品質なソリューション
EMRはAxisからのサポートを得て、すべての要件を満たす適切なソリューションを設計しました。 敷地周辺全体を監視する包括的な監視ソリューションとともに、アクセスポイントもカバーする必要がありました。 現場内では、使いやすいソフトウェアとともに監視カメラを機械全体に設置してすべての操作を監視し、収集したデータを分析用に中央システムに中継します。
ロジャー・ヒューイット氏は続けて、次のように説明しました。 「現場全体で考慮すべきことがたくさんあります。 例を挙げると、当社の計量ブリッジに取り付けたAxisカメラは、荷重の計算に役立ちます。 サーマル画像は、機械内部だけでなく、現場に積み上げられた金属や素材の内部にこもる過剰な熱も監視し、温度上昇が検出された場合はオペレーターに通知できます。」
Axis製カメラは、優れた画質を備えています。 この画質のおかげで、最高レベルの安心と安全を現場で確保しながら、業務全体を監視できます。
エンド・ツー・エンドのトータルソリューションを提供するために採用されたテクノロジーには、次のようなものがあります。
> AXIS Network Door StationとAXIS A1601 Network Door Controllerが、すべてのアクセスポイントをカバー
> 現場への不正アクセスがあるとトリガーされる、事前に録音されたアラートを再生するホーンスピーカーを含む、ネットワーク音声システム
> AXIS P5624-Eドームカメラ、AXIS P3245、AXIS P39シリーズ、AXIS Q19シリーズなど、現場の敷地周辺と監視操作を保護するための各種カメラ
> 火災リスクを特定する目的で、AXIS Q2901-E Temperature Alarm Cameraを設置し熱を検出
> 現場で用いるテクノロジーすべてを遠隔からでも制御できる、AXIS Camera Stationビデオ管理ソフトウェア
Axisの英国主要アカウント責任者、ニック・プラット-ヒギンズは、プロジェクトついて自身の見方をこう述べました。 「これは、現在までに設計・設置した中で、最も包括的なソリューションの1つです」と、プラット-ヒギンズは冒頭で述べました。 「このソリューションはクラウド接続を活用して、この現場におけるEMRの操業全体の包括的な概要を見ることができるようにしたので、相当な数のAxisテクノロジーがフィールドに出ている様子を実際に見られる機会となっています。 より倫理的で廃棄物ゼロの運営方法を目指すEMRの推進力は、Axisの精神とも完全に調和します。」
注目の包括的システム
Axisのエンド・ツー・エンド・ソリューションは、EMRの現場で働くすべての人に安心をもたらし、運用を監視できるというメリットも享受できるようにしました。その結果として、持続可能な慣行の改善に努めつつ、生産を最適化する最善の方法についてより正確な意思決定を行うことができました。
ヒューイット氏は、新規ソリューションの実現に至ったAxisとの関係に対する見方を述べました。 「EMRは、責任ある職場文化を掲げ、持続可能で倫理的な企業を運営することの重要性を認識しています。 これが、Axisとの緊密な協力関係を実現できた主な要因だと思います。EMRとAxisは、社会的責任に沿ってどう事業を展開すべきかということと、すべての人のために物事をより良くするにはどうすべきかということに関して、共通のビジョンを持っています。
