高精細テレビ (HDTV) による監視

HDTV (高精細テレビ) は、消費者家電市場に牽引され、また、CRT テレビから LCD テレビやプラズマテレビ画面へと移行する流れに乗り、ここ数年、大幅に普及が拡大しています。最近、ビデオ監視分野でも採用され始めた HDTV は、アナログ CCTV システムに比較して卓越した画質を保証します。

HDTV の解像度は、従来のアナログテレビの最大 5 倍です。色再現性も勝り、16:9 比の画面表示に対応しています。SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers) によって定義された最も重要な HDTV 規格は、SMPTE 296M と SMPTE 274M の 2 規格です。

  • SMPTE 296M (HDTV 720p) は、25/30Hz (毎秒 25 または 30 フレーム) のプログレッシブスキャンを使用し、1280x720 ピクセル解像度の画像を優れた色再現性とともに 16:9 比で表示する規格です。走査周波数は、50Hz と 60Hz (毎秒 50/60 フレーム) のどちらの地域周波数帯に属するかにより異なります。
  • SMPTE 274M (HDTV 1080) は、25/30Hz または 50/60Hz のインターレースまたはプログレッシブスキャンを使用し、1920x1080 ピクセル解像度の画像を優れた色再現性とともに 16:9 比で表示する規格です。

SMPTE 規格に準拠しているカメラは、HDTV 品質を持つことを意味し、HDTV の利点である解像度、色再現性、フレームレートの条件を全て満たしていなければなりません。

HDTV は、コンピューターのモニターと同じく正方形のピクセルをベースにしているため、ネットワーク製品から送出された HDTV ビデオは、HDTV 対応モニターでも一般のコンピューターモニターでも問題なく表示できます。プログレッシブスキャンによる HDTV ビデオの場合、ビデオをコンピューターで処理したりモニターに表示する際に、変換やデインターレースを行う必要はありません。

HDTV (High Definition Television) and video surveillance