Exterior of New Windsor Police Department
都市開発

透明性による信頼の構築。

組織: ニューウィンザー警察署
場所: ニューヨーク州、ニューウィンザー, 米国
顧客のニーズ: 公共の安全, 個人の安全
ニューヨーク州、ニューウィンザー, 米国, 

ニューウィンザー警察署はAxisのBody Worn Cameraを採用して
街頭での巡査のパトロールや刑事が実施する事情聴取を記録しています。

課題

ニューウィンザー警察署(NWPD)は、警察官にボディカメラを装備させることで、透明性を高め、市民の通報などを迅速に解決したいと考えていました。 警察への信頼性を高めるだけでなく、現場で科学捜査に耐え得る品質のビデオを撮影できることは、捜査を進める上での強みになります。 同署では、堅牢性と軽量性を兼ね備えたウェアラブルカメラを探していました。 使い勝手が良く、厳しい環境下でも高品質な映像と音声を提供できることが重要でした。

解決策

NWPDは、競合ベンダーによるの広範なテストと入札、やIT部門からの推奨を考慮した結果、Axis Body Worn Cameraが最良の選択肢であると判断しました。 同署ではパトロール警官、刑事、管理者向けに50個を購入しました。 また、Axisのソリューションには、2台のAxisシステムコントローラと、7台の8ベイ・ドッキングステーションが含まれており、勤務シフト後には自動的にビデオをオフロードし、ボディカメラを再充電することができます。 ビデオ管理システムには、AXIS Camera Stationを導入し、カメラの更新、ビデオ証拠の保存、閲覧、エクスポートの簡素化を実現しました。」

成果

このカメラは、ワンタップで起動することができ、事前録画のプリバッファリング機能があるため、パトロール中の事件を確実に捉えることができます。 科学捜査にも耐え得る映像品質は、法廷での訴訟における重要な証拠となります。 刑事は、現場に設置された複数のカメラの映像を見て、事件をさまざまな角度から検証します。 カメラがあれば、警察署ではなくても、現場で事情聴取を録画することができます。 管理者は、市民との交流を記録する便利な方法として、ボディカメラを装着することがあります。 カメラを活用することで、NWPDは地域社会との関係を強化し、勤務中の警官の保護を実現できています。

Axis Body Worn Camera は、警察官が現場でどのように行動しているかを確認するだけでなく、市民からの通報を迅速に解決するのにも役立っています。 このような透明性は、私たちの仕事に対する市民の信頼と信用を築くだけでなく、警察官の安全性の向上にもつながります。
ロバート・ドス氏
ニューウィンザー警察署、警察署長

地域企業がボディカメラへの投資を支援

警察署長であるロバート・ドス氏は、ニューウィンザー警察署(NWPD)におけるウェアラブルカメラの導入を最初に提案したとき、このテクノロジーがもたらす透明性は、警察官の安全と警察と地域社会の関係を大きく前進させることができると考えていました。 しかし、ニューヨーク州ニューウィンザーのような小さな町では、市場に出回っている多くソリューションは、とても高価で手の届くものではありませんでした。

「5年契約で25万ドルという高額な見積もりも来ていました。 その上ビデオをクラウドに保存することを求められたのです。 私たちの予算をはるかに上回るものでした。」 - ニューウィンザー町副IT担当者、パトリック・マンガン氏。

そんな時、Axis Communicationsが新しいウェアラブルカメラソリューションを市場に展開しました。 すでに町が所有する土地の多くにAxisのカメラが設置されていたため、マンガン氏はNWPDにこの新製品を検討してみるように勧めました。

New Windsor police officer wearing a body cam speaks to someone partially obscured

「テスト段階で素晴らしい結果が得られ、私たちは求めていたソリューションを見つけたことがわかりました。 カメラの作りはしっかりしており、ビデオの品質も抜群です。 さらに、Axisのソリューションでは、高価なクラウドストレージに費用をかけることなく、私たちが使っているセキュリティに準拠したサーバーに映像を保存できます。」 - ニューウィンザー警察署、ドス署長。

ドス署長にとっては、地域社会の賛同も重要でした。 彼の働きかけにより、プロジェクト開始当初から地域社会の支持を得ることができました。 実際、この導入にかかった37,000ドルのほとんどは、地元企業からの寄付によって賄われており、納税者の負担を軽減できました。

Close up of body worn cam and clip on officers chest

導入の成功

NWPDが購入したAxisのソリューションには、頑丈なKlick Fastマグネットマウントクリップを搭載したボディカメラ50台、ビデオを自動的にオフロードしてボディカメラを充電する8ベイ・ドッキングステーション7台、ビデオ管理ソフトウェアシステムのAXIS Camera Stationにビデオを転送するシステムコントローラ2台が含まれていました。 システムコントローラーは、ボディカメラやユーザーのプロファイルを設定・管理し、システムの状態を監視します。

AXIS Camera Stationソフトウェアは、最新のソフトウェアやファームウェアによるカメラのアップデートを簡素化し、ビデオ証拠の保存、表示、エクスポートを簡単にします。 さらに、このソフトウェアを導入することで、NWPDではカスタマイズ可能なインシデントレポート、ビデオ検索を容易にするブックマーク機能、ビデオ内のオブジェクトや無関係の傍観者をマスキングするビデオリダクションが使用できるようになりました。

Shot of body worn cams in docking stations

「Axisのソリューションは私たちが求めるすべての基準を満たしていました。 「ワンタップで起動できるので、これ以上ないほどに簡単です。 また、設定可能なプリバッファリング機能で30秒から90秒のビデオを録画できるため、警察官がカメラの電源を入れ忘れた場合もバックアップできる点も気に入っています」 - マンガン氏。

マンガン氏は、鮮明な画像に加えて、カメラが捉える音質も非常にクリアである点を挙げています。 「このカメラには、ノイズを抑えるデュアルマイクが搭載されています」 - マンガン氏。

ドス署長によると、このカメラは軽量性と、マットブラックのカラーバリエーションが警官たちに好評だとのことです。 「制服に馴染んで目立たちません」 - ドス署長。

また、カメラの充電やビデオの取り込み、保存などの一連の作業が自動で行われることも警官たちには好評です。 シフト終了後にカメラをドッキングステーションに置くだけで、システムがすべてを代行してくれます。

今では多くの市民が警察とのやりとりを携帯電話で録画していますが、警察官も自分のボディカメラで状況を積極的に録画しています。これによって、苦情や不正行為にまつわる虚偽の主張に対抗できるためです。

IT的な観点からは、AxisのボディカメラがビデオにH.264ストリーミングを採用している点を高く評価しています。 「他のボディカメラシステムのほとんどは、ストレージ容量の大きい .mp4 を採用していました」 - マンガン氏。

街をただパトロールするだけではありません

ビデオの完全性を保護するために、NWPDではAXIS Camera Station内でユーザー権限を設定し、アクティビティログを確認することで、許可された担当者のみがビデオ証拠を閲覧し、システムに変更を加えられるようにしています。 ブルペンで共有パソコンを使用している巡査は、Axisビデオ管理ソフトウェアに固有の認証情報を使用してログインすることで、自分のボディカメラの映像を見ることができます。 巡査部長は、すべての巡査用カメラの映像を見ることができます。 また、刑事は、捜査に関連するすべての巡査のビデオにアクセスできます。 現場にいた複数の警察官が撮影したビデオを確認することで、事件をさまざまな視点から比較することができます。

NWPDの刑事は警察署で事情聴取や記録を行うことが多いですが、時には現場で事情聴取をする必要も発生します。 その際には、メモを取るだけでなく、ボディカメラでやり取りを記録します。

また、管理者は一般市民とのやり取りを記録するためにウェアラブルカメラを使用することもあります。

「ボディカメラのビデオは、警官のトレーニングでも真価を発揮しています。 警官に口頭で示すよりも、視覚的になすべきことを示すことで、効果を高められることが分かりました」 - ドス署長。

ドス署長は、ニューヨーク州が義務づけている警察改革共同パネルディスカッションに参加した際、このビデオの一部を議論の出発点として紹介しました。 「パネルディスカッションの前にボディカメラを使用していたため、ディスカッションのメンバーに現場での警官のパフォーマンスを見てもらうことができました」 - ドス署長。

安全性と透明性を高める機能

安全面で特に際立つ機能として、警官が倒れたり押し倒されたりすると、カメラが自動的にオンになる機能が挙げられます。 ドス署長はまた、ホルスターセンサーの導入についても検討しています。このセンサーは、警察官がホルスターから拳銃を抜いたときに、自動的にAxis Body Worn Cameraの録画を開始することができます。

「Axisのボディカメラは、私たち警察署と地域社会にとって賢い投資であったことが証明されました。 市民の信頼性を高め、通報を迅速に解決するために必要な透明性をもたらしてくれます。 さらに、警察官がやり取りを録画していることが分かると、状況が沈静化するケースも多く見られています。 その結果、街が誰にとっても安全な場所となるのです」 - ドス署長。

製品とソリューション

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