Axis body worn camera held out by officer
都市開発

装着式カメラによる警察活動の強化

組織: ビレリカ警察署
場所: マサチューセッツ州ビレリカ, 米国
顧客のニーズ: 運用効率, 公共の安全, インシデントまたは違反の検知, ビジネスインテリジェンス
マサチューセッツ州ビレリカ, 米国, 

Axisの装着式カメラをComputer Aided Dispatch (CAD)システムに統合することで、ビレリカ警察署は透明性と説明責任を高め、証拠管理の精度を向上させるとともに、膨大な手作業の時間を削減することに成功しました。


Exterior of police department door

ビレリカにおける地域社会の警察活動

ビレリカ警察署(BPD)は、マサチューセッツ州ビレリカの人口約42,978人の地域を管轄しています。66名の警察官が所属し、プロフェッショナリズム、説明責任、そして市民からの信頼を重んじて業務にあたっています。透明性への期待が高まる中、署の指導部は、現代の警察活動には、警察官と市民の両方を守ると同時に、日常的な職務における信頼を強化する技術が必要だと認識しました。

同署は既に市庁舎や公共スペースにネットワークビデオを展開しており、強固な技術的基盤を築いていました。BPDは、より広範なセキュリティエコシステムの一部としてAxisの技術も活用しています。これには、ドアイベントと映像を紐付け、セキュリティ施設への出入りがいつ、誰によって行われたかを検証できるアクセスコントロールが含まれます。BPDの指導部は、装着式カメラプログラムを評価する際に、このセキュリティ環境とシームレスに統合し、管理負担を軽減し、現場の警察官をサポートし、後方業務のワークフローを簡素化するソリューションを探していました。

「私たちは21世紀型の警察です」と警察署長のRoy Frost氏は言います。「私たちが掲げる理念を適切に実践するために、装着式カメラの導入は極めて重要でした。データの分類機能やCADシステムとの連携により、これまで遅延や煩雑さが伴っていた業務も、大幅に効率化されています。Axisのエンジニアのおかげで、私たちのシステムはスムーズかつ効率的に稼働しています」

Officer at desk looking at monitor

装着式カメラは、安全性、信頼性などを提供します

BPDにとって、装着式カメラプログラムの導入は、単にやり取りを録画するだけではありませんでした。その目標は、警察官の安全性を高め、地域社会からの信頼を向上させるとともに、必要に応じて装着式カメラによる確かな証拠に迅速にアクセスできる環境を整えることでした。緊迫した場面や複雑な状況において、客観的な録画を残すことは、市民と警察官の双方を守ることにつながります。その映像は貴重なトレーニング教材としても活用でき、警察官の意思決定能力や事態沈静化技術、戦術的な状況判断力を向上させるのに役立ちます。 

署の責任者は、オペレーターの映像管理作業の時間を短縮することも課題としていました。多くの機関では、装着式カメラの映像に手動でタグ付けし、インシデントレポートと一致させる必要があるため、デスクワークが増え、エラーが発生する可能性が高まります。BPDは、記録の負担増ではなく簡素化を実現するシステムを求めていました。これにより、警察官がコンピュータ作業に費やす時間を削減し、より多くの時間を地域住民への活動に充てられるようにすることを目指しました。

Photo of gear on officers chest including body worn camera

CADによる手動ビデオ管理の低減

統合が無ければ、ビデオ管理は完全に独立したワークフローになってしまいます。警察官による映像の分類、監督者による検証、そして録画チームによる裁判証拠のための検索作業といった一連の流れが必要です。こうした断片的なアプローチが続くと、捜査の遅れを招き、内部業務の負担増につながります。BPDの目標は明確でした: 装着式カメラの映像は、カメラをドッキングしてビデオをアップロードした後、CADメタデータとビデオを自動的に紐付けるプロセスを通じて、ディスパッチデータとシームレスに連携させるべきです。これにより、手動での介入を排除できます。 

CAD統合は、各ビデオに通話タイプ、ケース番号、インシデントの詳細、保管スケジュールを手動でタグ付けする必要がなく、関連付けを自動的に処理します。可能な限り手動のタグ付けを排除することで、同署はデータの正確性を向上させ、証拠保管の連続性を強化し、交代勤務や担当者による記録プロセスのばらつきを抑え、一貫性を高めることに成功しています。

BPDは、これらのニーズに応えるソリューションを構築するために、パートナーであるAxis Cross Camera Controls Inc.と協力して、装着式カメラ、ディスパッチ、ビデオ管理ワークフローを接続する統合システムを設計しました。この自動化により、最終的に以下のことが可能になります:

●    証拠取得の高速化。
●    正確な保管スケジュール。
●    管理作業量の削減。
●    録画処理の改善。

「CADとの連携には本当に満足しています」とFrost署長は語り、このシステムを「ゲームチェンジャー」と呼んでいます。

「これは、警察官たちが本来の業務に集中し、分類作業によって足止めされることがなくなるための、非常に大きな一歩です」

私たちは21世紀型の警察です。私たちが掲げる理念を適切に実践するために、装着式カメラの導入は極めて重要でした。データの分類機能やCADシステムとの連携により、これまで遅延や煩雑さが伴っていた業務も、大幅に効率化されています。Axisのエンジニアのおかげで、私たちのシステムはスムーズかつ効率的に稼働しています。
Roy Frost氏
警察署長

装着式カメラによる証拠の明快さを強化

導入以来、証拠としての装着式カメラの映像は、相反する証言のみに頼らざるを得なかった状況において、事態を明確にする役割を果たしています。

ある事例では、出動した警察官たちが、住宅に立ち入る前に正しく身分を明示したかどうかを、後から確認しなければならない状況がありました。複数の警察官の装着式カメラの映像によって、繰り返し告知が行われたこと、そして警察官がプロフェッショナルに振る舞ったことが確認されました。その結果、苦情案件は迅速かつ透明性の高い形で解決に至りました。

Officer with citizen and car in background

他の事案では、人物の拘束を試みる際、緊迫したやり取りの中で起きた出来事が、映像によって一連のイベントとして正確に記録されました。その人物が警察官の指示に従わなかったため、身柄を拘束したところ、本人が怪我をしていると申し出ました。警察官の装着式カメラによる鮮明な証拠映像を検証した結果、全ての法執行官が規定に従って行動し、事態を適切に処理したことが確認されました。 

「警察官がどのように人物に接触したのか、どのように身分を明かしたのか、そして一連の出来事がどのように展開したのか。カメラがその全てを明らかにしたのです」とFrost署長は語ります。

装着式カメラが導入される前、内部調査は書面による報告書や目撃者の証言に大きく依存していました。今やビデオの検証によって、以前は得られなかった詳細な状況までが明らかになります。これにより調査結果の裏付けが強まり、市民の方々もその結果を確かなものとして信頼できるようになります。

自動アクティベーションによる警察業務の改善

Cross Camera Controls, Inc.は、業務のさらなる効率化に向けてBPDに対し、パトカーの非常灯が点灯した際に警察官の装着式カメラをトリガーする車載用アクティベーションキットの導入を支援しました。

「サイレンが作動すると、車内のデバイスがBluetoothビーコンを発信し、それが警察官の装着式カメラを自動的に起動させる仕組みです」と、Cross Camera Controls社長のThomas Lienhard氏は言います。「つまり、警察官は運転しながら、あるいは緊急事態への対応中に、胸元のボタンを探して手こずることがなくなるのです」

Camera in dock with officer name partially visible

この自動化により、手動での起動が疎かになりがちな緊迫した状況下でも、重要な瞬間を最初から確実に記録できます。

また、システムは、各警察官に特定のデバイスを固定で割り当てるのではなく、プールされたカメラモデルにも対応しています。

「システムにおいて、装着式カメラはビデオ管理システム内の他のカメラと同様に扱われます。しかし、インデックス作成やユーザーへの割り当てについては、コントローラーが自動で行うのです」とLienhard氏は述べます。「デバイスがドックに戻されると、どの警察官が、いつ、どのスロットで、どのシフト中に使用したかというデータが、ビデオ管理システム (VMS)へ正しく記録されます。インテグレーターである私の目から見ても、重要な映像のインデックス作成がこれほど迅速に行われる様子には、非常に感銘を受けました」

警察官は各シフトの開始時に、安全な認証プロセスを経てデバイスをチェックアウトし、これにより、録画は割り当てられたユーザーと直接紐付けられます。各警察官は、システムに接続されたカードリーダーにBPDが発行した認証情報カードを渡すことで、カメラのサインアウトを行います。このアプローチにより、プロセスをシンプルかつ予測可能なものに保ちながら、証拠保管の連続性を明確に維持することができます。その結果、警察官たちは、最も重要な局面において技術が確実に動作するという、より大きな確信を持てるようになりました。

公共安全のための効率的なビデオ管理

そのメリットは単なる説明責任の向上に留まりません。装着式カメラの映像は自動的に分類され、ディスパッチデータに接続されるため、監督者はより迅速にビデオを取得し、警察官はファイルの整理に費やす時間を短縮できるようになります。同署は、ビデオ証拠の管理だけに専念するフルタイムの職員を配置せずに済むようになりました。これにより、リソースを公共安全の核心となる本来の業務に集中させることができます。

BPDは、装着式カメラのプログラムを既存のワークフローに組み込むことで、業務効率と証拠の完全性の両立を実現するシステムを構築しました。この合理化されたアプローチにより、パトロール隊、監督者、録画チームの間での作業の重複も削減されました。

Officer using card reader to assign camera

進化する警察のニーズに対応するスケーラブルなソリューション

同署とAxisの協力関係は、装着式カメラの活用だけに留まりません。BPDは、統合された環境内で自治体施設全体のビデオとアクセスコントロールを管理し、将来の成長をサポートする基盤を構築します。

「卓越していたのは、同じシステム内で各コンポーネントがこれほど見事に連携していたことです」とLienhard氏は言います。「この統合により、装着式カメラ、コントローラー、ビデオ管理を単一のワークフローに接続することができました」

「アクセスコントロールの許可や拒否に関するイベント履歴がオーバーレイとして表示され、そのログに紐づく形で、近隣のカメラが記録した映像も確認でき、誰が入ってきたのかを証明できます。イベントの履歴と映像を照らし合わせる際、この機能は非常に重要な役割を果たします」

運用のニーズが進化しても、システム全体を設計し直すことなく、高度な分析や安全技術の追加による拡張が可能です。

「既存のインフラに統合でき、かつローカルでの管理が可能なシステムであることは、私たちとって極めて重要でした」とFrost署長は言います。「運用のニーズの進化に合わせて拡張できる、その柔軟性が私たちの強みになります」

導入の過程では、警察官からのフィードバックをもとに改善を行い、使いやすさを向上させました。これは、迅速な対応を重視したパートナーシップモデルの価値を示すとともに、連携がいかに実地配備の質を高めるかを証明するものでした。

装着式カメラによって、より安全な警察活動を実現

現在、装着式カメラはBPDの日常業務において欠かせないものとなっています。自動化されたアクティベーション、統合されたディスパッチリンク、合理化された証拠ワークフローは、透明性をサポートしながら、警察官の安全性を強化します。

同署の経験が示すのは、装着式カメラのプログラムは、単なる独立したツールとして導入するのではなく、業務システムに完全に統合されてこそ、最大の効果を発揮するということです。技術をその使命に適合させることで、BPDは市民からの信頼を強化し、内部業務の効率を高めるとともに、継続的なイノベーションを見据えた体制を整えています。

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