セルフサービスショッピングのセキュリティの強化
Aisle 24™は、Axisのカメラ、ミニスピーカー、2N社のインターコムを使用して、24時間営業のレジなしコンビニエンスストアで利用客、資産、利益を保護しています。
現代人の忙しいライフスタイルに合わせたセルフサービスショッピング
Aisle 24™は、カナダ全土で展開されている24時間営業の次世代型コンビニエンスストアです。 ハイテクでレジなしのこれらのマーケットの背後にあるコンセプトは、買い物客が自宅や職場の近くで食料品や日用品を購入するための円滑な方法を提供することです。
「これらは、超地域密着型の都市型食料品店です」と、Aisle 24™の共同設立者兼CEOであるJohn Douang氏は述べています。 「当社のアカウントをお持ちの人なら誰でもアクセスできます。 Aisle 24は、高級住宅地や大学などで、実によく利用されるアメニティです。 パジャマ姿で買い物ができ、必要なら夜中の3時に軽食を手に入れに行くことも可能で、構内から出ないで利用ができます。 便利さの極みです」。
顧客は、Aisle 24™モバイルアプリをダウンロードし、クレジットカードと顔写真をアカウントに紐付けて会員登録をすると、60秒以内に会員登録が完了します。 その後、顧客はこのアプリを使って、店舗へのアクセス権を得ることができます。 店内に入ると、商品を見て回り、カートに入れて、レジキオスクでセルフチェックアウトすることができます。
複雑なアクセスコントロールを顧客にシームレスに
Aisle 24™の店舗はレジなしで運営されているため、顧客が安心して買い物ができるような環境づくりに特に力を入れてきました。 同社は、個々の店舗の面積に容易に適応できる自動化されたセキュリティインフラストラクチャを立案するために、システムインテグレーターでありAxisのパートナーでもあるSmart Installs社を採用しました。 このソリューションは、監視カメラ、インターコム、ミニスピーカーなど、Axisのさまざまなテクノロジーを統合しています。
「Axisの技術を選んだのは、オープンプラットフォームで構築されており、多くのサードパーティ統合が可能であるためです」と、Smart Installs社のマネージングディレクター、Ken Oki氏は述べています。 「現在および将来のカスタマイズの選択肢が広がるため、それはAisle 24™にとって重要でした」。
たとえば、コミュニティ形式の店舗は通りレベルのアクセスがあり、Aisle 24™登録会員の人なら誰でもドアを開けることができるため、Smart Installs社は安全性を高めるためにデュアルインターロックドアシステムを導入しました。 2N® IP Versoインターコムで制御されている、公道に面したドアを通ると、顧客は安全のため、ドアが閉まるまで玄関で待機します。 2台目の2N社のインターコムが、店舗への内側のドアをロック解除します。 ただし、Aisle 24™のレジデント型店舗は、安全な複合施設内にあり、その施設の居住者のみがアクセスできるため、1つのドアロック構成しかありません。
「顧客エクスペリエンスをできる限り自然で安全なものにしたいと考えています」と、Ken Oki氏は説明しています。 「店舗に近づくと、電話アプリのACCESSアイコンを押すだけで、Bluetooth対応の2N®インターコムが外側のドアのロックを解除します。 顧客が玄関に入ると、外側のドアが閉まってロックされるまで、2台目のインターコムにWAITというメッセージが表示されます。 その後、内部のインターコムにUNLOCKEDというメッセージが表示され、店内に入ることができます。 インターコムに触れる必要はありません」。
店内に入ると、顧客は店内やチェックアウトキオスクでの動きを監視するために意図的に角度が付けられたAxis M-lineカメラのネットワークによって記録されます。これにより、一般的に盗難が防止されます。 顧客が店舗から出るときは、Axis P-lineピンホールモジュール型カメラが彼らの顔のクローズアップを目立たないように撮影します。 この映像は、Aisle 24™のAI解析や販売時点記録と連携して、フランチャイズオーナーが在庫ロスを調査したり、個々の顧客の購入品との不一致を照合したりするのに役立ちます。
また、無人のビジネスモデルに合わせて、このセキュリティシステムにより、PINコードにも対応している汎用性の高い2N®インターコムの機能を通じたレジなし店舗の在庫補充も可能です。 Aisle 24™は、店舗のロックを解除するための一意のPINコードを製品ベンダーに発行し、フランチャイズオーナーが施設内にいなくても店舗の棚に在庫を補充できるようにしています。 人気の高いサードパーティショッピングサービスに対応するために、Aisle 24™は、個人の買い物客が特定の店舗にアクセスできるように、一時的な時間単位のPINコードを動的に発行することもできます。
Axisとの提携により、当社はレジなし店舗を自動化およびカスタマイズするための幅広い製品を得ています。 これらはオープンプラットフォーム上に構築されているため、必要に応じて新しい機能を簡単に統合し、当社の野心的な成長計画をサポートすることができます。
収益性の高いビジネスの運営
Aisle 24™のハイテクセキュリティシステムは、Axisのカメラ、2N社のインターコム、POSレジなどからのデータを分析し、フランチャイズオーナーに戦略的なビジネスインテリジェンスを提供するクラウドビデオ管理システムにリンクしているため、ロスの削減、売上分析、商品構成の調整、在庫の調整、販売方法の改善などを支援することができます。
「Axis、Smart Installs社、当社の開発チームが協力して開発したソリューションを私は誇りに思います」と、Douang氏は語っています。 「Aisle 24の店舗はレジなしで営業していますが、当社が設置したテクノロジーは、フランチャイズが、業界平均の盗難による在庫数の減少を良好な状態に維持するのに役立っています。これは素晴らしいことです」。
「店舗にAxisのミニスピーカーも装備しているので、音楽を流して顧客エクスペリエンスを向上させることができます」とJohn Douang氏は語っています。 「これはムードを作り、製品の売り上げを伸ばすことが証明されています」。
将来の機能強化にも対応
オープンプラットフォームのフレームワークを持つAisle 24™は、セキュリティシステムに新しい機能を追加し続けることができ、運営を向上させることができます。 また、既存のセキュリティ機能を新しい方法で適用できる柔軟性も提供します。 たとえば、Douang氏は地域の条例で入店制限がある場合にカメラの人数計測機能とVMSを使用して、同時に入店できる買い物客の人数を管理できることを気に入っています。 現在、Aisle 24™では、インターコム (緑色のUNLOCKマークとWAITアイコン) を使って、買い物客と視覚的にコミュニケーションをとっていますが、将来的にはインターコムによる口頭での案内も行う予定です。
また、ミニスピーカーは双方向通信にも対応しているため、Aisle 24™は買い物客とフランチャイズ運営者とのリアルタイム通信の実現も検討しています。
意欲的な展開計画
現在、Aisle 24™はオンタリオ州とケベック州で約20店舗を展開しており、年内にはバンクーバー、エドモントン、カルガリー、ハリファックスで少なくとも40店舗を展開する予定です。 ほとんどの店舗の面積は利用可能な不動産に応じて1,200〜1,800平方フィートですが、中には350平方フィートのコンパクトな店舗もあります。 また、都会のような便利さがないラブラドル州のグースベイに、8,000平方フィートの本格的なレジなしマーケットをオープンする計画も進行中です。 現在、Aisle 24™はカナダを中心に展開していますが、アメリカ、南米、ヨーロッパ、アジアの一部など、世界市場への展開を視野に入れていますとDouang氏は述べています。
「Axisのセキュリティソリューションにより、顧客は店舗に立ち寄って、生鮮食品や調理済み食品、飲料、パーソナルケア製品、その他の人気商品を手にして、すぐに帰ることができます」と、Douang氏は述べています。 「忙しい現代人にとって、近所や住んでいる建物の中にこうした便利なものがあるのはありがたいことです」。
安全性とセキュリティを重視したAisle 24™のレジなしビジネスモデルは、フランチャイズオーナーにも独特なメリットをもたらすと、Douang氏は述べています。 「Aisle 24™ストアは、空きスペースを収益化し、常に監視する必要のない収益性の高いビジネスを構築するための優れた方法です」。
