成功の音
Construmartはビデオ監視ソリューションを最適化するために、カメラをAxisのIPスピーカーと統合して業務を改善し、収益性を高めました。
相互運用性のパワー
最近では、買い物中に広告や通知を耳にすることがよくあります。小売業界では、音声システムが数十年にわたって役立ってきましたが、ネットワーク音声はコマーシャルやバックグラウンドミュージックを再生するだけではなく、それ以上の機能を持っています。これらの音声装置は、エクスペリエンスのパーソナライズや、1つの店舗内のさまざまなスペースで異なるタイプの雰囲気を作り上げたり、訪問者やスタッフの安全に関する注意喚起を行ったりするために使用できる多機能システムです。市場で30年近くの実績を誇るチリの建築材料小売業者であるConstrumartは、既存のビデオ設定にAxis音声システムを統合することで、これらの音声機能をすべて活用できるようになりました。
Construmartは32の支店、3つの物流センター、および本社でAxis製ではない敷地周辺監視ソリューションを導入していましたが、 システムは期待どおりの結果を達成しませんでした。Construmartの国内セキュリティマネージャーであるCristián Loyola氏によると、同社はセキュリティ担当者が営業時間内外にリモートでインシデントをモニターし対応できるようにする、リアルタイムの通信と音声システムの必要性を認識しました。
この問題を念頭に置き、セキュリティおよびエンジニアリングソリューション企業でありAxisのパートナーでもあるRocktechと提携し、Construmartが同社の音声ニーズを実現できるさまざまなオプションを分析しました。RocktechでBDMを務めるMiguel Castro氏と運用マネージャーのNicolás Ramírez氏は、このプロジェクトの責任者でした。彼らは、いくつかのテストを経て、Axisの音声装置が既存のビデオ監視システムにうまく統合できると判断したことを振り返ります。
最初は、既存のカメラシステムとの互換性の問題により、この統合は予想以上に複雑に見えました。この課題を克服するために、チームはさまざまなメーカーのIPセキュリティデバイス間のシームレスな相互運用性を保証するオープンスタンダードであるONVIF（オープンネットワークビデオインターフェースフォーラム）を活用し、柔軟で将来性のあるソリューションを実現しました。
音声のパワー
Construmartの店舗独自のアーキテクチャは通常、非常に広いスペースを備えているため、1台のIPスピーカーでは効果的なコミュニケーションを確保できませんでした。以前にテストしたソリューションは単独で動作しましたが、シームレスな統合はできませんでした。Construmartはこの課題に対処するために、音声管理サーバーを統合した3台の2Nマイクページングコンソールと、32店舗に分散された155台のAxisスピーカーを導入しました。
「これらの音声システムは商業的なお知らせを放送するだけでなく、より重要なことに、リアルタイムでセキュリティを強化します。このシステムは、当社のリスク状況への対応能力を根本的に変革しました。音声とビデオの統合により損失を削減し、当社の店舗と流通センターのセキュリティを向上させました」と、Cristian Loyola氏は述べます。
RocktechのコマーシャルマネージャーであるSergio Manríquez氏は「多くのスピーカーシステムが統合の容易さを謳っていますが、実際にそれを実現できるものはごくわずかです」と、述べます。このソリューションが他社と違うのは、シームレスな機能性です。オペレーターは、コントロールセンターからワンクリックでチリ全土の複数の場所にメッセージを簡単に放送できます。これは、優れた設計技術であるパワーの証です。」
現在では、この統合により、コントロールセンターのオペレーターはいずれかの店舗で侵入者を検知した際に、明瞭な音声メッセージを通じて「ここは私有地であり、あなたの行動は録画されています。すでに当局に通報済みで、現場に向かっています」という内容の警告を発することが可能になりました。
成功の音
Cristian Loyola氏が説明したように、同社のセキュリティシステムにAxisのIPスピーカーと音声デバイスを統合することで、驚くべき結果が得られました。「高解像度のカメラ監視とIP音声システムの組み合わせにより、スタンドアロン店舗とショッピングセンター内の店舗の両方で、より効率的なリモートコントロールが可能になりました。このソリューションを導入して以来、盗難による損失が大幅に削減されました。」
すべての投資は初年度で回収されました。そして、私たちが成し遂げたことを誇りに思っています。年間の損失は大幅に減少しました。初年度には、最大で85％減を達成しました。2年目にはさらに58%減、最終年にはそこから追加で20%減になりました。当社の取締役会にとって、セキュリティはもはや以前のような課題ではなくなりました。
「3年間の実施期間中、年間損失額は大幅に減少しました。初年度には、総損失で最大85％減を遂げました。2年目にはさらに58%減、最終年にはそこから追加で20%減になりました」と、Loyola氏は報告します。
投資回収はほぼ即座に達成し、初年度にコストが回収されました。この進歩により、Construmartをセキュリティ面で新しいレベルへと引き上げ、企業が主要な戦略分野にフォーカスすることができるようになりました。今日、セキュリティはもはや企業にとっての課題ではなく、より安全な業務環境を提供する強みとなっています。
