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教育

人数計測によって学生生活の質を改善するスウィンバーン工科大学

組織: スウィンバーン工科大学
場所: メルボルン, オーストラリア
顧客のニーズ: 混雑状況, 運用効率
メルボルン, オーストラリア, 

Axisの人数計測ソリューションは、世界的な大学で学生の生産性向上を支援する"サービスとしての透明性"を支えています。


学生達の貴重な時間を節約する

メルボルンにあるスウィンバーン工科大学は、世界のトップ400大学の一つです。 1908年に設立され、1992年に大学として認可されました。現在は236の学部課程プログラム、173の大学院教育課程プログラム、125のTAFEプログラムを提供しています。 同大学は100年を超える歴史を通じてイノベーションの先駆者であり、最新の技術開発を次々に実用化してきました。

高い評価が寄せられるだけに、在籍する学生の数も膨大です。 現在、スウィンバーン工科大学には高等教育とTAFEを含めて30,000人超の学生が在籍しており、また100か国以上からの留学生を受け入れています。

スウィンバーン大学には3つのキャンパスがあり、メルボルンのホーソン、クロイドン、ワンターナに設置されています。 しかしキャンパス統合に伴ってスウィンバーンホーソンキャンパスに新たな校舎が建設され、高等教育課程の学生が通うようになると、学生達は学習の空間を確保することが難しくなりました。無料で自習スペースを見つけることはさらに困難でした。

スウィンバーン大学の最高情報責任者 (CIO)、デレク・ホワイトヘッド氏はこの状況を受けて、"サービスとしての透明性"を高め、学生に自習用の空きスペースを案内することで時間の節約と生産性の向上につながると考えました。

「”サービスとしての透明性”というビジョンは、ショッピングセンターを訪れたときに思いつきました。駐車場の車の台数を計測し、来場者を空きスペースに直接すばやく誘導する仕組みがあることに気づいたのです。 その手法を見て、キャンパスの自習スペースに出入りする学生の人数計測にも同じパラダイムを適用できるのではと考えました。 学生たちがどこに行けばよいか、どこに席があるか即座に把握できれば、彼らの時間の節約と生産性の向上につながります」

学生の利便性を高めるイノベーション

その目的を達成するために、同大学はさまざまな人数計測ソリューションを試しました。 ところが試験運用した多数のシステムで、双方向計測への非対応やコストの高さ、精度の問題など、さまざまな欠陥が見つかりました。

関係者は、スウィンバーン大学ですでに運用されていた監視カメラのネットワークを計測に活用するシナリオを検討し始めました。最終的に、AXIS People Counter内蔵のカメラを設置することが決まりました。

スウィンバーン大学構内のさまざまなエリアの人数を計測し、人の流れを理解する上で、AXIS People Counterは費用対効果が高く信頼性の高い方法でした。 双方向の人数を同時に高精度に計測可能となったことで、同大学ではリアルタイムの計測データに直接アクセスすることが可能となりました。このデータは、学生にリアルタイムな空席情報を提供する目的に活用できます。

「人数計測データにリアルタイムにアクセスできるということは、特定の学習スペースの混雑もより正確に予測できるということです。 このリアルタイムデータの活用に加えて、HTML5を使ったモバイルWebアプリも開発しました。 計測データと大学が開発したモバイルアプリを組み合わせることで、学生がアプリを使用し、キャンパス内で学習用の空席を簡単に見つけることができるようになりました」と、この計測エコシステムの開発を主導したITセキュリティ責任者のクリス・ゲッツェ氏は話します。

立ち上げたばかりのサービスですが、ホーソンキャンパスの学生たちに大変好評で、感謝の声が寄せられています。 この大学ではAxis People Counterを活用して学生達のエクスペリエンスを刷新し、彼らに貴重な時間を還元しています。
クリス・ゲッツェ氏
スウィンバーン工科大学、ITセキュリティ責任者

人数計測を簡単に導入

AXIS People Counterは天井に設置された対応のAxisカメラに搭載され、実行されています。屋内のAxisカメラを高度なセンサーとして活用し、通行する人を自動で計測するソリューションです。

このスケーラブルなアプリケーションは、中央処理サーバーを必要としません。 横幅が広いエントランス向けには、AXIS People Counterを実行するカメラ2台をシンプルに接続しています。またそれぞれのエントランスに合わせたユーザー定義の計測範囲を使用できます。 ユーザーはリモートで構成、管理、監視できるこのアプリケーションを使って、すべてのカメラから送信される統計データに即時にアクセスできます。 したがってユーザーは1か所に留まったまま、複数のサイトを一度に確認、比較することが可能です。

オープンAPIベースのAXIS People Counterが収集したデータは、大学が開発したモバイルWebアプリなどのサードパーティアプリケーションに簡単に統合できます。 このシステムは既存のカメラインフラストラクチャーに簡単に統合できるだけではありません。新しいシステムのインストールも簡単に実施でき、スウィンバーン大学が負担するコストは大幅に削減されました。

ゲッツェ氏は次のように話します。「既存のカメラインフラを利用して人数計測データをリアルタイムで入手できます。おかげで全体的なコストを削減すると同時に、以前よりもずっと適切に個別の自習エリアの混雑状況を予測できるようになりました」

ソリューションを展開するにあたり、スウィンバーン大学のIT部門は学内図書館と緊密に、継続的に連携しています。 そうした連携の結果、キャンパス内の8カ所の自習スペースにこのテクノロジーの導入が完了しています。

情報マネジメント部門のアソシエイトディレクターを務めるキム・タイリ氏は、次のように話します。「この新しいシステムを水平展開することで、今後もさらに場所を確保できる見通しです。つまり、大学の学生へのサービスが向上します」

スウィンバーン工科大学について

スウィンバーン工科大学は1908年に設立され、1992年に大学としての地位を獲得し、236の学部課程プログラム、173の大学院教育課程プログラム、125のTAFEプログラムを提供しています。 メルボルンに、ホーソン、クロイドン、ワンターナの3つのキャンパスがあり、東マレーシアのサラワク州にもキャンパスがあります。 2012年に在籍する学生数は高等教育課程で18,805人、TAFE (正規課程の学生の学修量換算) で13,750人で、その中には100か国以上からの留学生7,500人が含まれます。 2,800人を超えるスタッフ (季節労働者を含む) を雇用しており、9万人を超える同窓生のための世界的なネットワークを誇っています。

製品とソリューション

People Counterのイラスト

AXIS People Counter

人数計測以上の洞察

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