ブロードバンド接続

概要: この記事では、ホームルーターを使用してAxisネットワークカメラまたはビデオサーバーを設定およびインストールして、ブロードバンド接続経由でインターネットからアクセスする方法について説明します。

この記事の情報は、すべてのAxisネットワークカメラおよびビデオサーバーに適用されます。

要件と利点

高速インターネット接続を使用するとき、加入者は一般に、インターネットから直接アクセス可能なパブリックIPアドレスを受け取ります。 この記事では、ユーザーがD-link、Netgear、Linksysなどのホームルーターを使用してローカルネットワークをセットアップすることを前提としています。 これらのルーターのほとんどは、dyndnsを標準でサポートしています (詳細は下記を参照)。 これらのデバイスの価格は50~100ドル(5000円~1万円)の範囲であり、ほとんどのネットワーク機器販売店またはオンラインで購入できます。 それより少し高いWireless 802.11b/gホームルーターを使用すると、ネットワークエクスペリエンスをさらに向上させることができます。

ホームネットワークにとって次のような大きなメリットがあるため、そのようなホームルーターの使用を強くお勧めします。

  • NAT機能 (Network Address Translation) またはIPマスカレードの使用により、ネットワークアドレスが保護され、PCがインターネット経由の攻撃から効果的に隠されます。

  • 家庭内の複数のPCで同じインターネット接続を共有できます。

  • ネットワークカメラなど、他のデバイスを容易に接続できます。

  • 高速インターネット接続サプライヤーからの静的 (望ましい) または動的IPアドレス。 静的/動的IPの詳細については、後で述べます。

1台のカメラの基本的なセットアップ

まず、ホームルーターをセットアップします。 一般に、ホームルーターはISP (インターネットサービスプロバイダー) からDHCPを使用してIPアドレスを取得します。これを今後WAN IPとして参照します。 これは基本的にはユーザーには透過ですが、ネットワークカメラに外部からアクセスするために必要となります。

LANでは、ルーターにはローカルアドレスがあります。 通常、これは192.168.0.1です。 ホームルーターはDHCPサーバーの役目を果たし、LAN上でIPアドレスを割り当てます。 デフォルトでは、これらのアドレスは192.168.0.100以上の範囲から割り当てられます。 このため、Axisネットワークカメラに必要な静的IPの余地が残されます。 したがって、そのような環境では、たとえば、192.168.0.50からのIPアドレスを使用できます。 これらのアドレスは手動で設定する必要があり、ホームルーターのインストール後に行うことをお勧めします。 次に、カメラのインストールガイド/ユーザーズマニュアルの説明に従って、カメラにIPアドレスを割り当てます。

カメラのIPアドレスが設定されると、Webブラウザーを使用してローカルネットワーク上で画像を表示できるはずです。 ブラウザーのプロキシ設定を無効にして (デフォルトでは無効)、ブラウザーのアドレスフィールドにカメラのIPアドレス (たとえば、192.168.0.50) を入力します。 画像が表示されるはずです。

カメラを外部から使用可能にするには、ホームルーターのポートフォワーディング機能を使用します。 これは、ほとんどのルーターで使用できる機能です。 WAN IPのポート80がローカルIP 192.168.0.50 (Axisカメラ) のポート80を指すように指定します。 これで、WAN IPアドレスがわかっていれば、インターネットからカメラにアクセスできるようになります。 これは、セットアップしたホームルーターのステータスページで確認できます。 これで、ネットワークカメラがインターネット上でライブになりました。

カメラがインターネット上でライブになると、インターネット上の誰でもカメラをモニタリングできることに注意してください。 プライバシーが必要な場合は、匿名表示を無効にするか、カメラのパスワードをデフォルトのパスワード (古い機種のカメラの場合)から変更することを強くお勧めします。

ホームルーターで複数のカメラを使用する

まず、基本的なセットアップに従ってカメラを設定します。 この例では、5台のカメラがあり、192.168.0.50~192.168.0.54の範囲のIPアドレスが割り当てられていると仮定します。

使用可能なWAN IPアドレスは1つだけなので、ルーターの複数のポートを使用する必要があります。 たとえば、デフォルトでは、HTTPプロトコルはポート番号80を使用します。1024未満のほとんどのポートは標準化されていますが、必要な場合は使用することができます。 ただし、80未満のポート番号は、共通サービスが使用している可能性があるため、使用しないことを強くお勧めします。 この例では、ポート81以上を使用します。

複数のカメラをセットアップするには、WAN IP上のポートをインターネットカメラのIPアドレスに個別にマッピングする必要があります。 5台のカメラがあると仮定すると、下の表に従ってマッピングすることができます。 この例では、ホームルーターが1つのポート番号を別のIPアドレスのポート番号にマッピングできることを前提としています (たとえば、すべてのカメラのポート80がWAN上の異なるポートにマップされます)。 一部のルーターには、この機能はありません。 その場合、ユーザーは、外部ポート番号と同じポート番号を使用するように、ローカルカメラを設定する必要があります。 カメラのHTTPポートは、通常、組み込みWebインターフェースの管理部分の [ネットワーク設定] で変更できます。 変更後は、デフォルトのHTTPポートを使用してカメラにアクセスすることはできず、下の表に示されている新しいポート番号を常に使用する必要があります。

WAN IP ポート ローカルIP クロスポートマッピングなしのローカルURL
x.y.z.q 80 192.168.0.50 192.168.0.50
x.y.z.q:81 81 192.168.0.51 192.168.0.51:81
x.y.z.q:82 82 192.168.0.52 192.168.0.52:82
x.y.z.q:83 83 192.168.0.53 192.168.0.53:83
x.y.z.q:84 84 192.168.0.54 192.168.0.54:84

 

この時点から、カメラをインターネットから外部表示できます。 プライバシーに注意してください。

静的IPアドレスか、動的IPアドレスか

ほとんどのISPは、1時間ごとに変更される可能性のある動的IPを加入者に提供します。 ただし、接続がアクティブである限り、同じIPアドレスに維持されるのが一般的です。 したがって、ダウンタイムがない限り、IPは同じままであり、一定のダウンタイム後に接続が再確立されるときに新しいIPアドレスが割り当てられます。 最も望ましいのは、ISPが静的IPを提供することです。その場合、IPが変化しないことが保証されます。

WAN IPアドレスは、ホームルーターのステータスページで確認できます。 これをメモして、カメラを試してみます。

ISPは、動的IPアドレスが実際に変更するかどうかをユーザーに通知することはほとんどありません (ただし、通知を要求することが推奨される)。 試行錯誤によってのみ、安全に確かめることができます。 ホームルーターを数週間稼働させて、WAN IPアドレスをメモします。 そのアドレスが変化する場合、カメラをインターネットでアクセスしやすくするのは、より困難になります。 これに関する情報については、www.dyndns.orgを参照してください。

カメラのドメイン名を取得する

WebサイトのIPアドレスを記憶するのは煩雑なため、パーソナルドメイン名 (たとえば、www.joecamera.com) を持つ方が望ましいです。 ドメイン名の取得方法としてAxisが推奨できる方法は3つあります。

  • DYN DNSサービス (www.dyndns.org) など、一般的な動的DNSサイトを使用して、ドメインを登録します。

  • www.register.comなどのドメインレジストラントで実際のドメインを登録します。

  • Axis Internet Dynamic DNSサービスを使用します (バージョン4.xxのファームウェアを実行している新世代の製品に適用されます)。

次の項目も参照してください: ワンクリックインストール&Axis Internet Dynamic DNSサービス (pdf)。

重要: Axisは、お客様のシステムに影響を与える恐れがある設定変更について責任を負いません。 変更に失敗した場合や、予期しない結果になった場合には、ユーザーズマニュアルの説明に従って、工場出荷時の設定に戻すことが必要な場合があります。