重要インフラのダウンタイムを最小限に抑える

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08月 26日, 2019
重要インフラにおける予定外のダウンタイムは、最悪の場合、公共の安全や環境に大規模な悪影響を及ぼす壊滅的な事態を引き起こすおそれがあります。この場合、生産への損害は、よくても数十万円、時には数億円にもなることを意味します。現在一部の企業では、重要な資産の状態に関するより良い洞察を提供する、予知保全を導入しています。アクシスのテクノロジーがこのトレンドをどのように促進しているのかについてご紹介します。

石油とアップストリーム (上流部門) の資産が遠隔地や危険な地域に広がっているエネルギー施設は、プラントのシャットダウンによって最も高額なコストがかかる業種の1つです。

リスクを考慮すると、企業が事後保全から予防保全、さらには予知保全戦略に移行しているのは当然のことと言えます。しかしこれらの企業の多くは今なお、定期的な間隔で技術者を派遣し、物理的に重要な資産を評価して結果を記録するといった、保守的な手法に基づいた手段に頼っています。20,000か所以上に坑井現場を有する一般的な商業石油企業にとって、これは膨大なコストになることを意味します。そして、重要な資産が予定通りに故障することはほとんどないため、必然的にメンテナンスが過剰になったり、過小になったりします。

石油のコストが低いときは、すべてのバレルが重要となります。しかし、健全な収益には、運用効率が鍵となります。先進的な企業が、分散型オンライン監視を含む予知保全戦略を採用しているのは、そのためです。自動化、ワイヤレス技術、SCADAシステム、太陽光発電デバイスの進歩により、常設センサーからのリモートデータ収集は、重要な資産の状態について一層有益な洞察を提供するとともに、円滑な業務の流れの維持に貢献します。

アクシスのテクノロジーが、このトレンドをどのように促進しているのかについて見てみましょう。

より優れたフレアスタックの監視を実現するサーマル画像処理

化学・石油化学産業における余剰ガスの燃焼を管理することは、重要な資産に対する圧力の排除に不可欠です。炎が消えた場合、作業者に深刻な健康上および安全上の危険をもたらし、環境当局から多額の罰金が科されます。アクシスのサーマルカメラは、より優れたフレアスタックの監視を提供し、安定した温度プロファイルを保証するとともに、炎が小さくなるとオペレーターにアラームを送信します。

安全衛生を向上させる防爆カメラ

油田
危険な環境では、怪我や死亡を防ぐことが最重要です。

危険な環境では、作業者の安全性と健康、そして関連するダウンタイムのコスト、両方にとって、ケガや死亡を防ぐことは最重要事項です。すべての適用可能な国際規格に従って爆発が発生しやすい用途向けに認定された アクシスの防爆カメラにより、HSEサイトのエンジニアは、掘削リグでのパイプ取り扱い作業など、一般的に事故が発生しやすいエリアを監視することができます。また、アクシスの 温度アラーム搭載カメラは、重要な資産の温度の異常や漏れを監視し、インシデントを未然に防ぎます。

従来のスチール製ハウジングに代わる、お求めやすい新製品、AXIS F101-A XF P1367は、危険な環境向け専用に設計されています。このカメラの軽量なアルミ製ハウジングは、Class I/II/III、Division 1、Zone 1、ATEX、IECExに準拠しています。また、カメラはリモート操作で容易に設定できるだけでなく、複雑な光条件下でも鮮明な画像を提供します。さらに、ハウジングの赤色は、緊急事態が発生した場合に作業者がカメラの位置を特定し、オペレーターに通報するのに役立ちます。

リアルタイムの状況に基づいた監視

ビデオの画像処理と処理能力の進化に伴い、ネットワークカメラは状況に基づいた監視システムにおいて有益な冗長性を発揮し、センサーアラートの視覚的な確認と緊急事態における高い状況認識力を提供します。エッジベースのインテリジェントビデオ機能により、カメラ自体が、HSEエンジニアが掘削リグの稼働率、PPE (個人用防護具) コンプライアンス、脱出ルートの阻害などを監視するための主要なセンサーとして役立つようになります。

ネットワークスピーカーによるコミュニケーションの向上

Axisネットワークスピーカーを使用することにより、遠隔にいる作業者にライブメッセージや事前に録音したアラートベースのメッセージを流し、安全上の危険に対する警告をしたり、センサーアラームに対する対策を取るよう指示したりすることが容易にできます。Power over Ethernet (PoE) スピーカーを導入することで、石油・ガス会社は、PAシステムのメンテナンスや展開にかかるコストを削減することもできます。さらに、独自仕様の大型のアンプ用ラックをアップグレードすることなく、システムを拡張できます。また、アクシスのスピーカーとカメラの統合は、ワンクリックで容易に設定できます。

コネクテッドテクノロジー

アクシスネットワークI/Oリレーモジュールは、アクシスのあらゆるデバイスの機能を拡張し、火災警報、HVAC (冷暖房・換気)、BMS(ビル管理)などの機能と統合することができます。このテクノロジーは、現場に設置された温度センサーから中央のSCADAシステムに送られるI/O信号を拡張して、ストロボ照明、トランペットスピーカーによるメッセージの再生、緊急時のカメラによる録画などをトリガーするのに特に役立ちます。

信頼性の高い侵入防止機能

施設への不正侵入は、重要な資産に大きな影響を与え、ダウンタイムを引き起こすおそれがあります。アクシスの侵入防止ソリューションを使用することにより、周辺から中核部を含め、貴社の施設全体を保護することができます。サーマルテクノロジー、レーダーテクノロジー、PTZテクノロジーの組み合わせにより、侵入者の検知、特定、追跡を行います。アクセスコントロールは、重要なエリアや危険なエリアにおける自由な移動を制限します。また、事前に録音されたアラームベースのメッセージを使用した音声機能により、不正な侵入を防止することができます。

テクノロジーによる利点の活用

すべては、健全な収益に貢献する運用効率につながります。映像、インテリジェント機能、アクセスコントロールおよび音声一式を統合したアクシスのシステムは、侵入、運用効率、安全衛生など、予定外のダウンタイムを引き起こすリスクをもたらす、重要なインフラ施設の保護における重要な側面すべてに対応します。状況に基づいた既存の監視戦略にアクシスのソリューションを統合することで、発生前にインシデントを容易に検出し、生産の継続を維持することができます。

予定外のダウンタイムを防ぐ方法の詳細情報
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