建設現場の安全を見守るアクシスソリューションの体験施設

記事
2020年09月28日
株式会社シーティーエスは、建設業のお客様をターゲットに現場に特化した形で、システム事業、ネットワークを利用したインターネット機器を使用する事業をメインビジネスとしてお客様に供給しています。主に建設現場の仮設事務所で使用される機器(モバイル回線、複合機など)をレンタル提供する事業を行っており、中でも映像監視(防犯カメラ)のニーズは年々高まっています。同社では、この度アクシスのカメラをはじめとする映像・ネットワーク機器を屋外環境で検証することができる施設、「Digital Eye Field Lab」を立ち上げました。

“サーマル、レーダー、音声などを組み合わせた侵入検知ソリューションや実際の映像を屋外で体験できるラボ施設を立ち上げることで、建設現場固有のニーズをとらえ、新しいソリューションをお客様と一緒に作り上げたい。”

  • パートナー名: 株式会社シーティーエス
  • 所在地: 長野県上田市
  • 業種: 建設業(建設業向け機器レンタル)
  • 用途: セキュリティ、盗難防止ソリューションの体験
  • 映像解析、危険予知などの仕組みをお客様と共同開発
  • アクシスパートナーステータス: ソリューションシルバー
  • URL:https://www.cts-h.co.jp
CTS company

課題:

夜間、人のいなくなる作業現場では建築資材、仮設資材などの盗難が発生しており、同業種での防犯ニーズのトップの課題として挙げられている。また、複雑化する建設現場においても、作業員が安全に作業できる環境づくりが強く求められており安全管理のニーズが急速に高まっている。そうした中で、立ち入り禁止区域への侵入行為や、事故につながる危険行為を、建設現場の映像からその危険性の判断と的確な対応を取る必要性が出てきている。さらに、働き手が減ってきている中で建設会社の現場責任者が複数の現場を巡回することが時間的にも困難になっている傾向があり、離れた場所からでも映像ですぐに現場を確認したいというニーズも高まっている。

一方で、ニーズの元となる「安全の基準」は対象の企業によって異なっているのが現状で、建設現場向けのソリューションを構築するインテグレーターにとっては、各企業の要望を捉えるためにそれぞれの現場を個別に検証して、具体的な提案を作る必要があった。

解決策:

CTS camera

株式会社シーティーエスは、長野県上田市に本社を置き、大都市を中心に国内24か所に拠点を持つ建設ICT企業。全国展開する大手の顧客も多く、日本全国をカバーした幅広い事業展開を行っている。同社は建設業のお客様をターゲットに現場に特化した形で、システム事業、ネットワークを利用したインターネット機器を使用する事業をメインビジネスとしてお客様に供給している。建設現場の仮設事務所で使用される機器(モバイル回線、複合機など)をレンタル提供する事業を行っているが、中でも映像監視(防犯カメラ)のニーズは年々高まってきている。同社では、アクシスのカメラをはじめとする映像・ネットワーク機器を屋外環境で検証することができる施設、「Digital Eye Field Lab」を立ち上げることとなった。
この施設では、同社本社の敷地内全体を建設現場と想定して、レーダー検知器、追尾用カメラ、音声警告用のスピーカーを設置し、実際の検知シナリオに限りなく近い状況を作り出している。屋外のオープンスペースに検証スペースを設ける例は、世界でも珍しく、もちろん日本国内で初の取り組みである。

侵入検知用にはアクシス初のレーダー検知器であるAXIS D2050-VE、追尾用のPTZカメラには、高速旋回・ズームが特長のAXIS Q6125-LE、そして音声警告用にはネットワーク接続で稼働するホーンスピーカーのAXIS C3003-Eが選ばれた。いずれもIP66等級の防塵・防水性能を持っており、屋外環境での設置に最適であることから選ばれた。

効果:

CTS Mr.Kanai1

このDigital Eye Field Labによって、実際に導入される現場の状況を再現できるようになったことで、夜間の低照度環境、望遠レンズで撮影が必要となる状況など、建設現場の実際の状況に近い状態で映像を撮影できるようになった。撮影された映像は同施設内のビデオ管理システムに保管され、訪問するエンドユーザーに見せたり、映像ファイルを切り出して提供したりすることで、同社のエンドユーザーとの商談に活用されている。同社でのソリューションの提案や紹介は、以前は口頭や資料で行われていたが、このDigital Eye Field Labの稼働開始によって、実際に撮影した映像を用いた提案ができるようになり、印刷の資料だけでは得られない、リアルな画質、性能をアピールできるようになった。

同社取締役執行役員 システム事業統括部長 金井一智氏は、「これまでは現地へ行って肉眼で見て判断するしかなかったが、今はこのDigital Eye Field Labで再現した環境で撮影した映像をお客様に見てもらうこともできる。日本メーカーの製品を希望しているエンドユーザーでも、信頼性のあるスウェーデンのメーカーで、さらに実機を確認して性能を確認するとその良さを必ず実感いただける。」と語る。

今後の展望:

CTS Mr.Kanai2

株式会社シーティーエスでは、この分野はこれからも成長するものと確信しており、このDigital Eye Field Labで実験を積み重ねることで、スタッフのスキルの向上も図っていきたいと考えている。金井氏は「このラボ施設を多くのお客様に利用して頂き、現場の多様化するニーズに対し新しいソリューションをお客様と一緒に研究、検証、開発して行きたい。」と将来についても語ってくれた。

同社では、建設機械や資材などの影になる部分のない監視映像や、映像解析による危険の判別など、映像監視を活用した安全対策をはじめとする新しいソリューションの開発にも取り組む意欲を示している。また、将来的には実際どのような映像を撮ればディープラーニングに活用できるかなど、意欲的に研究を続けている。

「建設業者が『建物を建てる』という本業に集中できるよう、安全や防犯対策を通じてサポートしていくのがミッション」と自社を位置付ける同社は、このDigital Eye Field Labの発足を機に、さらに先進的なソリューションを作り出し、日本の建設業を進化させる重要な役割を担っていくことだろう。

CTS installation