デジタル化: CAD段階で映像監視システムを明確にする利点

記事
2020年09月2日
BIMモデルは、デジタルな建設プロジェクトの利点を得るために不可欠です。AxisのCADツールを使用することで、製図段階で適切な映像監視システムを容易に可視化し、設計することができるようになります。

私たちを取り巻く急速な技術開発により、ますます多くの産業がデジタル化を採用しています。たとえば、モノのインターネット、自動化、仮想現実と拡張現実、機械学習などによって、生産プロセスやビジネスプロセスが新たな段階へと進化しています。

しかし、世界のGDPの13%を占める世界最大の産業である土木建設産業 (E&C) は、新しいデジタル技術の採用にとくに消極的です。

建設業界における変革

しかし、建築プロジェクトが複雑になるにつれて変化が起きており、スマートビルディングやスマートシティの構築に、デジタルテクノロジーがますます使用されるようになってきています。

この発展は急激に進んでおり、すでにE&C産業に変革をもたらしています。新規参入者は、デジタルビジネスモデルを採用しています。変化は、4Dや5Dのビルディングインフォメーションモデリング (BIM) などのデジタルテクノロジーの採用によって大きなメリットを享受している公共セクターによっても推進されています。

「施設の物理的特性および機能的特性のデジタル表現」として定義されるBIMは、建設プロジェクトの進行中に情報を管理するために使用することができます。BIMは建物のあらゆるコンポーネントと、設計から運用、メンテナンス、耐用年数終了までのプロセスをカバーしています。プロジェクト間における連携と効率性が向上し、これにより時間、コスト、エラーが削減されます。

BIMモデルを使用すると、エラーの原因を60%削減し、通信フローを50%高速化することができます。フィンランドやイギリスなど、大規模な組織や政府がBIMの使用を求め始めているのも当然で、ドイツの大手鉄道会社、ドイツ鉄道は、5D BIMソリューションの使用を採用しました。

適切なソフトウェアを入手する

5D BIMは、設計 (3D)、時間管理 (4D)、予算 (5D) を統合します。6Dと7Dを追加すると、環境と持続可能性、およびライフサイクル管理の側面も含まれます。

BIMのメリットを享受するには、建物や構造物に関する情報を処理できるソフトウェアが必要です。主要なソフトウェアの1つはAutodesk® Revit®で、建築家、構造エンジニア、MEP (機械、電気、配管) エンジニアだけでなく、設計者や請負業者にも使用されています。 

コンフィギュレーションチュートリアル:Autodesk® Revit®用のAxisプラグイン-カメラの選択方法

Revitの利点の1つは、システムと構造の分析およびシミュレーションを行い、3D視覚化モデルを作成できることです。これらのモデルの構成要素は、製品や材料のデジタル記述であるBIMオブジェクトであり、事実上、想像し得るあらゆるものをカバーすることができます。そしてここで、Axisの製品が重要な役割を果たします。

優れた映像監視を実現するプラグイン

Revit向けのAxisカメラファミリープラグインは、建設計画で直接IP映像監視システム全体を計画する際に、カメラやその他の監視製品を追加したい人にとって大きな利益をもたらすリソースです。axis.com から無料でダウンロードし、お好きなBIMライブラリからカメラやその他のAxis BIMオブジェクトのダウンロードを開始できます。

アーキテクチャ&エンジニアリング (A & E) プログラムのグローバル責任者であるミカエル・フリーク (Mikael Flygh) 氏は、AxisがこれらのBIMオブジェクトを利用できるようにした理由について、次のように述べています。「革新を推進し、当社のパートナーを支援するためです。目的は作業を簡略化し、パートナーの効率性を高めることです。当社のプラグインとBIMオブジェクトを使用することにより、製図段階で映像監視がどのように機能するかを確認することができます。」

最終的なソリューションの体験

Mikael Flygh
アーキテクチャ&エンジニアリングプログラムのグローバル責任者ミカエル・フリーク(Mikael Flygh)氏

Flygh contフリーク氏は続けて次のように語りました。「3Dアニメーションでは、カメラが全体的なアーキテクチャにどのように適合するかを確認できます。より安全なセキュリティソリューションを作成できるだけでなく、自らとエンドユーザーが最終製品を体験することもでき、これは重要な要素です。」

すべてのAxisカメラは、リアルな3D BIMオブジェクトとして利用できます。プラグインに組み込まれたセレクターツールを使用して、適切なカメラを素早く選択できます。建設計画にダウンロードすることで、焦点範囲や解像度など、カメラに関する重要な情報が得られます。焦点距離、パン/チルト/ズームなどの設定を調整できます。 また、カメラレンズを通して見たような3Dビューも体験することができます。

さらに、マウントを容易に変更し、適切なものを選択することも可能です。カメラの配置が完了したら、ソリューション全体のカメラの撮影範囲を容易に確認できます。

継続的な改善

AxisのAutoDesk® Revit®向けプラグインは、数年前から存在していますが、「過去12か月間、プラグインのアップデートを行い、お客様のフィードバックを聞きそれに対応することに全力で取り組んできました」とフリーク氏は語っています。

この改善はこれからも継続され、Axisはリリースに応じてBIMライブラリに新製品や新機能を追加していきます。たとえば、2020年の7月~9月期には、マルチセンサーカメラを導入する予定です。

バリューチェーン全体にかかわることで、エラーや誤解を低減し、

効率とコミュニケーションを改善します。

「当社はデジタル化の価値を信じているため、これに対する投資を続けていきます。バリューチェーン全体にかかわることで、エラーや誤解を低減し、効率とコミュニケーションを改善しますが、何よりもそれは、エンドユーザーの体験に貢献します。」(フリーク氏)

さまざまなニーズに対応

Axisでは、プランニングと設計の段階で役立つツールを提供しています。その一例が、適切なカメラを選択してその撮影範囲を視覚化できる3D CADモデルを提供する Trimble® Sketchup®向けプラグインです。

Axisの無償ツールについての詳細
Axis plugin for Autodesk® Revit®
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