IP監視の発展により、私たちは運用要件の定義方法を再考するようになりました。
%値として垂直方向の高さを使用するのではなく、代わりにピクセル密度に着目しました。これは対象物体 (通常は人の顔) を表すピクセルの数を意味します。
人の顔には、本人であることを特定する明確な特徴があり、顔の幅は身体の長さや幅に比べて差が少なくなります。人の顔幅の平均は、16cmです。Swedish National Laboratory of Forensic Scienceからアドバイスをいただき、Axisでのテスト結果をふまえて、やや悪条件下での顔の識別に対する要件として、80ピクセルを使用することに決定しました。(表3を参照)。
顔の識別に40ピクセルの使用を推奨する人たちもいます。80ピクセルは多いと思うかもしれませんが、識別のための有用な指標が他にほとんどないため、Axisでは80ピクセルを推奨しています。正しく認識するために、以前の知識では、その人がどのように動くかといった、観察や認識をしやすい要因を追加していますが、正確に顔を見分けて特徴付けるのは難しいことです。人物がカメラに直接顔を向けていない場合、または最善の照度環境ではない場合でも、80ピクセルあれば安全なマージンが確保されます。