Image quality

画質

カメラの基本設定

レンズの開口部やアパーチャーは「絞り」とも呼ばれ、センサーに到達する光の量を大きく左右します。レンズのF値はレンズの焦点距離を開口部の直径で割った値で、例えば50 mmレンズで開口部の直径が25 mmの場合のF値は 2.0 (= 50 ÷ 25) となります。F値が高くなるほど開口部は小さくなり、F値が低くなるほど開口部は大きくなります。F値が低いと、センサーに到達する光量は多くなります。

Depth of field

図2:開口は、被写界深度、つまり、シーン内でどのくらい多くの被写体に同時に焦点を合わせることができるかに影響を与えます。 

もうひとつのカメラ設定で、シーンで得られる光の量に直接関係するものは、シャッター速度です。これはシャッターが開いていている時間で、この間に光が入ってセンサーに当たり、画像が生成されます。たとえば 1/50秒のように表します。より多くの光が得られるとシャッターは長く開いている必要がないため、シャッター速度を高速にすることができます。光の量が減ると、画像を生成するための十分な光がもっと長い間センサーに届くよう、シャッター速度を遅くする必要があります。シャッター速度が非常に遅いと、シーンの中で動いているものがすべてブレて見えることがあります。これはシャッターが開いている間に物体の位置が変わるためです。これは動体ブレと呼ばれ、映像の画質と使い勝手の両方に悪影響を及ぼします。

多くのカメラでは、ゲインと呼ばれる、画像信号を内部で増幅する仕組みを導入しています。シャッター速度や被写界深度に影響を与えずに少ない光量で画像を撮影するために、弱いセンサー信号を電気的に増幅し画像を明るくすることができます。これにより、画像内のわずかな不完全部分も増幅され、画像のノイズとして再生成されるという、好ましくない影響があります。このノイズにより画質が低下し、通常の場合、ビデオストリームのためにより多くの帯域幅が必要になります。画像のノイズは温度の上昇とともに増加するため、カメラに冷却機能を追加することが有用な場合もあります。

Axisカメラでは、常に適切な露出の画像が生成されるように開口、シャッター速度、およびゲインを自動的に調整します。また、要件に応じてノイズを少なくするか、動きによる画像のブレを少なくするかを事前に設定することもできます。

 

図3:ノイズにより画質が低下し、通常の場合は、ビデオストリーム用に多くの帯域幅が必要になります。

カメラの高度な設定