大きすぎず、小さすぎず: 中規模のセキュリティユーザーは特別な存在

セキュリティ、監視システムのユーザーは、形態も規模も千差万別です。システムを使用する人々のことではありません。セキュリティソリューションが必要な企業、機関、団体、その他の事業体は非常に多様だという意味です。一般的には、ソフトドリンクのサイズのように、S (小規模)、M (中規模)、L (大規模) と分類されます。

Axisでは、あらゆるタイプの顧客に対応するソリューションをフルレンジで提供していることを誇りにしていますが、セキュリティソリューションのニーズに関しては、ミッドレンジ(中規模)に該当する顧客が存在することも認識しています。このような顧客は、予算に厳しい制約があり、重要な、時には複雑なセキュリティ要件を抱え、セキュリティ担当者がセキュリティ以外にも多くの仕事を兼務しているのが普通です。学校、小規模な製造工場、中堅企業、百貨店などのセキュリティ担当者が該当します。

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ニーズを出発点とする考え方

設置するカメラの台数は、あくまでもパラメーターのひとつに過ぎないというのがAxisの考え方です。より重要なのは、顧客の問題を解決するのに必要なものは何か、という視点です。確かに、利用法は顧客によって異なりますが、Axisの観察によると、共通のテーマとして顧客が求める条件は、設置とメンテナンスが簡単であること、ビジネスの成長に応じてセキュリティシステムを拡張できる拡張性、そして、カメラ、録画装置、ソフトウェア管理、アナリティクス、アクセスコントロール、リモート監視、識別など、すべての要素が連携する、総合的で柔軟性の高い製品ラインナップです。一言で言うと、信頼性と投資利益率が高い、エンドツーエンドのソリューションです。簡単なように聞こえますが、このレベルの完全性と統合を提供できるプロバイダーは、それほど多くありません。

こうした条件が、なぜ重要なのかを考えてみましょう。まず、顧客が必ずしもセキュリティを専門とするエキスパートとは限らないことをAxisは理解しています。セキュリティ以外にもさまざまな業務に集中しなければならないため、煩わしい設置作業、複雑な運用、継続的なメンテナンスといった問題に対処している時間的余裕はありません。その一方で、ほとんどの顧客が、幅広い照明条件や気象条件で使用できるカメラ、特定の動きや状況を監視するアナリティクス (サーマルアナリティクス、顔認識など)、単なるビデオカメラ以上の機能 (ドアアクセスコントロール、訪問者管理、統合型スピーカーなど) など、やや高度な要件を抱えています。

さらに、セキュリティユーザーは、必ずしも一日中オフィスにいるわけではなく、営業時間中にさまざまな場所に移動し、オフィス以外の場所で働いている場合が少なくありません。したがって、スマートフォンやタブレットからネットワークや監視システムにアクセスできることが重要です。どんな場所にいても、映像の検索、エクスポート、表示をすばやく簡単に行えなければなりません。

VMS: 完全なソリューションの基盤

セキュリティソリューションの基本となるコンポーネントは、高品質で、直感的に利用できるビデオ管理システム (VMS) です。VMSは、その名のとおり、ビデオ映像の録画に始まり、表示、保存、必要になった時点での検索といった、あらゆるセキュリティ運用の管制センターです。訪問者との通話、出入口の保安、物品配達への対応、音声による抑止、高度なアナリティクスの追加など、顧客固有のニーズに合ったカスタムソリューションを構築するための基盤になります。最適化されたハードウェアとソフトウェアを含むシステムを、購入時の状態でそのまま使用することも、Axisのソフトウェアを利用して標準的なPCとサーバーでシステムを構築することもできる点が、多くの顧客に高く評価されています。

この動画では、Axisのソリューションを活用する中規模企業の事例をご紹介します。

中規模のセキュリティビジネス向けにAxisが提供している各種製品について、詳細をご確認ください。