ネットワークカメラのサイバー状態を危険にさらす4つの方法

サイバーセキュリティの脅威は、過去数年にわたって大幅に増加し続けています。予防的な対策は、最善の保護であり続けます。企業は、メンテナンスルーチンの不良を早期に検出するのと同様に、日常業務にサイバーセキュリティを組み込むことができます。ここでの重要な側面は、ITシステムとネットワークカメラの保守です。それは、システム自体の展開と同じくらい重要です。セキュリティシステムの保守が不十分な場合、時間が経つにつれて脆弱性やデータ侵害の影響を受けやすくなってしまいます。

以下で説明する事項は、監視およびセキュリティシステムが保護された状態を維持するために企業が認識しなければならない、システムのサイバー状態が悪い4つの兆候です

1. ITチームとセキュリティチームが連携していない

これは、ハードウェアとソフトウェアのソリューションがネットワークにどのように接続されているかが一致していない、という問題である可能性があります。あるいは、ITポリシーが推奨する接続の方法に問題があるのかもしれません。異なるネットワークが関係している場合、その調整とプロセスの欠如がさらに増幅され、適切なセキュリティ対策に関する混乱が増大してしまいます。こうしたことにより、データ侵害のリスクが高まってしまいます。

2.ネットワークユーザーがポリシーと手順に従っていない(または認識していない)

報告されたすべてのデータ侵害のうち36%は人為的ミスによるものでした。これは2018年4月1日から6月30日までのすべてのデータ侵害を対象とした最新の通知可能なデータ侵害レポートが公開したところによるものです。

ITポリシーに従うということは、極めて予防可能な侵害を回避するために必要な、重要な共通手順と言えます。標準となるポリシーを整備することにより、システムの安全性を維持し、最適なレベルで動作させることができます。一部のユーザーや新規に採用された人は、手順を体系的に認識していないか、または誤った手順に従っている可能性があります。そのため、ポリシーの実施を継続する必要があることに注意してください。これだけは忘れないようにしましょう「1つの意図しないアクションは、システム全体を危険にさらす可能性があります」

したがって、もしある組織がITセキュリティに関して明確に定義された要件と期待について取り決めをしていない場合、その組織がサイバー攻撃に遭遇する可能性が劇的に増加してしまいます。

3.インストールおよびメンテナンス計画が明確に文書化されていない

設置業者は、展開時にシステムが必要とする特定のニーズのすべてを完全に理解・説明ができていない場合があります。また、一部のベンダーでは、計画されたメンテナンスの間隔に基づいた定期的な企業への訪問を行っていない可能性があります。十分にメンテナンスされていないシステムも、サイバー攻撃の影響を受けやすくなってしまいます。

メンテナンスを担当するすべての利害関係者がシステムをテストしたりメンテナンスしたりするための明確なスケジュールを持ち、設置が済んだ日から明確な監査証跡が維持されるようにしてください。これにより、問題を簡単に特定して修正することができるようになります。

4.テクノロジーベンダーが、サイバーセキュリティについて話をしていない

テクノロジーベンダーは、理想的には、ネットワークの健全性のベストプラクティスについて十分な情報を提供し、サイバーセキュリティに関してどの予防策を講じることができるかを話し合う必要があります。各テクノロジーはより大きなシステムの一部であり、それによってシステムが完全に保護されなくなる可能性があります。

結論

各企業が資産の保護を独立して維持するということは期待できません。システムレベルで脅威を管理するには、共同作業が必要です。組織のネットワーク、デバイス、およびサービスをサイバー攻撃から保護することは、皆さん自身だけの関心事ではありません。責任はベンダーのサプライチェーン全体にまで及んでいます。

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